カテゴリ:工作・修理
広く安定した作業台ではどんどん作業が出来る!
作業に集中する時間が取れたので、工作の作業台になる「ペケ台」を完成させることにしました。
針葉樹合板2枚から910ミリ × 700ミリの板を4枚切り出してもらっていたので、この後の加工をやってしまいます。
このスリットは、丸ノコとジグソーで切りました。
ジグソーだけだと時間がかかります。
あとは、ちょっと段差がある地面でも脚部が馴染むように、脚部中央を一部切り落とします。
こんな感じになる訳です。
このバツ形の脚の上に定尺コンパネ(900ミリ × 1800ミリ 12ミリ厚)を置くだけで完成です!
上に人が乗っても揺れない(!)ほど安定した作業台になるんです。
この上にプラダン(プラスチック段ボール)を置きました。
多少ですが、作業面の保護になるのでは。
こういった作業台があると、思いついた加工がすぐに出来ます!
このペケ台はそこそこの出費と工作で作れるので、木工等ひんぱんにやる人にはすごくいいと思います!
下の市販のワークベンチだけでは出来ないことが沢山出来るんです!
押し入れの補修(7)壁面下地板の貼り直し
土壁の表面を石膏ボード仕上げにするには、土壁の表面に石膏ボードを固定するための下地板が必要だと考えました。
固定する下地板は、土壁の奥にある胴縁板までビスを貫通させて固定したんですが、土壁の表面はデコボコです。
すると、固定した下地板同士の面は同一平面にはなりませんよね。
これはある程度仕方ないと思いながら作業開始したんですが、やはり気になります。
ちょっとこの写真では分かりにくいんですが、この状態で石膏ボードをビス止めしたのが下の写真です。
石膏ボード下部の中央が膨らんでしまっています。
「まあ、こんなもんかな?」 とも思っていたんですが、修正できるのならやろうと考え直しました。
しばらく考えてから、下地板を貼る位置の土壁をヘラで少しずつ削り取ることにしました。
削った後に再度下地板を貼り直したのが下の写真です。
削り取った貴重な土壁の土は集めて保管しておきます。
別の土壁修理の時に使えそうです。
さあ、これで次回は一気に石膏ボードを全面に貼ってしまえるでしょうか?
作業を始めると、引っかかるポイントが必ずいくつか出てくるんですが・・・
押し入れの補修(6)根太張り直し
押し入れの補修で根太の補強をしたんですが、どうも古い根太は傷んで弱くなっている感じでした。
また、ホワイトウッド材で新たに根太を張ったんですが、ホワイトウッドは湿気に弱く腐りやすい材料だということが後で分かりました!
特に床下の根太などには適さないようです。
写真上の両サイドが増設したホワイトウッド材、真ん中が古い根太です。
この古い根太を取り外してみたんですが・・・
これはヒドイ!
虫に食われた訳でもなく、こんなにボロボロになってるとは!
木全体がスカスカになっています。
これは湿気による木材の腐朽という現象のようで、食用キノコの菌と同じ仲間の木材腐朽菌の仕業のようです。
(この件は他の色々な箇所での重要な点検項目にしないといけませんね!)
ということで、この押し入れの床部分に通常の赤松材の根太を新しく張り直しました。
これで軋みも全く無くなりました!
補修は少しずつですが進んでいます!
押し入れの補修(5)土壁の穴直し
土壁の補修についての情報は多くないというか、見つけるのが大変でした。
大きなホームセンターを何店か回って相談もしてみました。
土壁を修理するような需要が無さそうな地域では、補修材も扱ってないでしょうし、お店の人も土壁については詳しくないと思われます。
現場の写真を見てもらいながら相談してみました。
この土壁ですが、もろくバラバラと崩れやすいので、これを相手に例えばモルタル(セメントと砂を混ぜた材料)は使えないだろうと思っていました。
では、セッコウならいいんじゃないかと思ったりしたんですが、やはりセッコウも結構硬く仕上がってしまいます。
最良の手は、専用の荒土と藁を入手して土壁の材料を作ってから、これを練って壁に塗りつけていくという方法でしょう。
時間があれば、この方法もいずれ試してみたいと思っています。
さて、埼玉の大型店舗の方の意見ですが、
「うーん・・・」と考えながら、「やっぱり漆喰を使うんでしょうね」という答えをいただくことが出来ました!
でも、その店舗では専用の補修材は取り扱っていなかったので、自分で壁塗りに使って余っている漆喰を使おうかと考えていました。
そして昨日、古家を修理している現地のホームセンターで同じように相談してみたところ、
「漆喰を使うんだと思いますが、こんな製品を試してみては?」と紹介してくれたのがこれです。
20kg1袋で1500円ほどの材料でした。
あとで良く調べてみたところ、南蛮漆喰という瓦屋根の施工や補修に使う材料のようです。
成分は、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、砂、麻スサ、フノリ、となっていました。
水をはじくシリコン、不凍液、ともありますが、これはイマイチ分かりませんでした。
すでに練ってあるので、このまますぐに使えます!
今日早速使ってみました。
まず土壁に霧吹きで水分を与えてからコテで塗りつけました。
これで数日後に様子を見てみないと結果は分かりません。
土壁に上手く馴染んでいるかどうかを確かめる必要があるんです。
壁ACコンセントの交換
壁コンセントの古くなっているものは交換した方が安全です。
例えばこの露出タイプは最近の部屋ではあまり見かけなくなりましたが、古い和室ではまだ使われています。
これほど中が汚れているのかと驚きますが、ここに湿気が作用すれば通電して発火の恐れが出てきます!
また、このコンセントは、プラグを受ける接点金具がかなり開いてしまっています。
こういう場合接触抵抗が大きくなるので、負荷容量が大きい時はこの部分からの発熱が予想以上に大きくなり、やはり発火の心配が出てきます!
電気器具を使い終わってプラグを抜く時「あれ? 熱くなってる!」と感じるあの発熱ですね。
このように劣化してしまったコンセントを、Panasonic社の標準的なものに良く取り換えてきました。
うーん、作業場ならともかく居住空間には見てくれがイマイチですよね?
コンセント本体に厚みがあるのと、Fケーブルを引き込んでいる箇所の割れが気になります。
この割れは自分の施工が下手なだけ・・・
そこで、薄型コンセントを見つけてきたんですが、これも Panasonic社のものです。
これの方が厚みが薄くいい感じです。
ケーブル引き込み口も目立たないようになっているんですが、実はこれも引き込み口の割り方がやや難しいんです。
そして最近見つけたのが Elpa社のこのタイプです。
これはいいですね!
Fケーブル引き込み口も割るのではなく、最初から切り欠いてあるんです。
下部からケーブルを引き込む場合は、上部の切り欠きが塞げるようにパーツが付属しているんですね。
ネジ頭も本体と同じ色に塗装されています。
そして、この3つ口タイプも用意されています!
最近は室内にはこのコンセントを使うようにしているんです。
さて、下はおなじみ洋間のコンセントですが、この2口タイプを良く見かけます。
これのコンセント部分の交換はとても簡単です。
前面の化粧カバーは簡単に外れます。
ネジ止めされているこのコンセント部分のネジを外してから引っぱり出します。
マイナスドライバーなどを図のように差し込むだけで、ロックが解除されケーブルが外れるようになっています。
そしてケーブルを新しいコンセントに差し込むだけでケーブルはロックされます。
この3つ口タイプのコンセント部分は300円ほどです。
この3つ口タイプの方が便利な場面が意外に多く、家族にも喜ばれています。
押し入れの補修(4)
限られた時間で作業をしていくので、中々終わらないんですが、
今日は石こうボードの切断と胴縁板へのネジ止めを初めてやってみたいと思います。
自分は石こうボードは丸ノコで切断するものと思っていました。
ボードの切断法を検索で調べてみたところ、丸ノコで切る方法も紹介されていましたが、他にも方法がありそっちの方が一般的なやり方だと分かりました。
それは、カッター(ごく一般的なもの)を使う方法です!
まず、石こうボードにケガキ線を引きます。
そのケガキ線に定規を当て、定規に沿ってカッターで切れ込みを入れていきます。
同じ箇所に4回ほど切れ込みを入れます。
下の写真のボードは定尺(910ミリ × 1820ミリ)で、この長辺方向に真っすぐに切れ込みを入れたところです。
角材をカット線の下にあてがって、「折る」感覚でチョイと力を加えると、
ボードは簡単にカット線で折れます!
下の写真はボードを折った後に裏返したところですが、裏返してから折った方がいいようです。
このあと、ボード表面のベージュ色の紙をカッターで切り離せば切断完了です!
この切断面はやや荒いので、石こうボード用ヤスリで軽く削って仕上げます。
直線切りなら、この手が簡単でいいですね!
では、このボードを土壁上の胴縁板にネジ止めします。
石こうボードを下地板に止めるネジは専用品がありました。
ネジ頭の形状が独特です。
石こうボードを割らないように、ネジはドライバーを手回しで締めました。
床下の根太(45ミリ角の角材)はやや傷んでいたので、新しく2本補強として追加しました。
安く売られていたホワイトウッド材を使いました。
これを90ミリ長のコーススレッドで固定しましたが、こういう作業はインパクトドライバーでないと大変です。
床下板のサイズを石こうボードの厚み分切り詰めて床に仮置きしました。
奥の土壁の崩れている部分の補修等、まだやることはかなり残っています。
マルバッカーの説明図 多分こういうことでしょうね
バッカーという部材があるのを知り家の補修にも実際に活用できたので、その点は良かったんですが、下の説明の図がしばらく完全には分かりませんでした。
何となくは掴めるんですが、この壁図のところが分かりにくいと思いませんか?
多分こういうことだろうと思っていたんですが、壁図のところを下のように描いてみたら?
どうでしょうか?
まあ、この図とマルバッカーの使い方はだいたいは分かりましたよね?
押し入れの補修(3)
現在補修中の押し入れの壁面ですが、補修前は土壁に3ミリ厚のべニア板が張ってあるだけでした。
「それだけでいいのかな?」という感じでしたが、取り外したべニア板は3枚とも下部が傷んでいるだけでした。
この痛みは、床下または室内の湿気がべニアに結露して腐食したのではないか?
下部だけ腐食ということは床下からの湿気が主?
床下の湿気は周辺の建材も劣化させると思うので、対策が必要ですね!
湿気の原因ですが、雨どいからの排水が現在上手くいっておらず、床下の土が湿ってしまっている状況です。
この件は、雨どいと雨水の排水路の改修によって改善されるのではないかと考えているので、この工事も早くやりたいと思っています。
さて、このべニア板は下部以外はほぼ無傷だったので、土壁とその周辺の環境は悪い状態ではないと思われます。
この土壁の前面に石膏ボードを張って仕上げることにしようと思うんですが、まずは水平に板を渡して(新たに胴縁板を渡して)、その板に石膏ボードをネジ止めするようにしたいと考えています。
上の写真(右端)でも分かりますが、土壁の表面に元々の胴縁板が見えています。
また土壁のちょっと奥に元々の胴縁板もしくは構造材が隠れているのではないかと思っています。
で、そこを手がかりにして新たな胴縁板を固定しようとしたんですが・・・
35ミリ長コーススレッド(木ネジ)が上の方は刺さらず、その下も木ネジが効いたり効いてなかったり・・・
土壁の向こうの構造材の場所を正確につきとめてから、60ミリ長ほどの木ネジで止めようと考えています。
ここでさらに不安が。
土壁の平面は出ているのか?
もし平面が出ていなかったら、石膏ボードをネジ止めする時、たわんだり割れてしまったりするのでは・・・?
とにかく、早く作業を再開して色々と確認していきたいんです。
押し入れの補修(2)
前回の続きです。
この押し入れは床だけを張り替えるつもりでした。
しかし、壁面の痛みもひどく、天井のすき間も開いたままだったので、壁も張り替えて天井板も新たに作ることにしました。
これくらいの大きさなので、いい練習になりそうだとも考えたのです。
さて、壁面の隅を隠す化粧用の細い棒状の木材が小さな釘で止められていました。
この釘を抜くのが大変で、専用の工具を探して買ってきました。
造作用バールという、小型のくぎ抜きとして使える工具です。
下の左側のものですが、右側の金づちに付属のくぎ抜きではこの場面では全く役に立ちませんでした。
これで作業がはかどりました!
さて、壁板を外してみると、やはり全部3ミリ厚のべニアでした!
しかもその裏の壁の本体は・・・
3面とも土壁でした!
べニアは下の方が3枚とも痛んでいましたが、土壁は乾いた状態で痛んでいる様子はありませんでした。
この土壁にしっくいを塗って仕上げると調湿効果ばっちりで、時間があればそうしたいところでした。
しかし今回は時間がありません。
石こうボードで壁を作ることにします。
明日、石こうボードを丸のこで加工する予定です。
今日はここまでです。
押し入れの補修(1)
古家の押し入れから室内に風が吹き込んでくることに気付きました。
それも凄く冷たい冷気がじわりじわりと迫ってくるような・・・
押し入れの中を良く見てみると、床下からのすき間があちこちに開いています。
屋根裏へも仕切り板がありません・・・
これでは部屋が寒くなるのは当たり前です!
そこでまず、この8枚ほど横に並んでいる床板代わりの荒板を取り外すことにしました。
作業は予想以上に難航しました・・・
それに床下の何と冷たいこと!
壁の板の向こう側は土壁です。
この壁の板も3ミリほどのべニア板で特に下部がかなり傷んでいるので、張り替えるか補強するかが必要になるでしょう。
壁面の補強も大変そう・・・
さて、床面の板は12ミリ厚のコンパネに取り換えることにします。
870×870のサイズに切ってもらって、現場での細かいサイズ合わせはカットアンドトライでやっていきました。
サイズ合わせまでは出来ました。
今見えている縁のすき間には充填剤が必要になるかもしれません。
また、すき間を隠すには「巾木」を使います。
壁をどのように仕上げるか、まだ決めていません。
次回すぐに作業開始できるようにしておいて、今日はここまでとしました。
カミさんの気分を損ねる工作は怒られる・・・
家を修繕したり、使い勝手が良くなるように工作したりということを始終やっているんですが・・・
自分はキレイに上手く出来た! と思っていても、カミさんの美的(?)感覚に合っていないとダメなんですね!(笑)
特に室内だと、機械的な感じがするとか、色が合ってないとかはダメ。
さて、「冬の洗濯物を早く乾かしたい」と思うこと良くあるでしょう?
このYシャツだけ、このズボンだけでもいいから乾かしたい、とかですね。
すると、ちょっとの洗濯物なら暖かいリビングルームに干したい訳です。
皆さんどうしてますか?
カーテンレールや窓際の何かにハンガーを引っかけるとか。
こんな金具使ったことありませんか?
よーと?
この金具は正確には「洋灯吊」と呼ばれているものです。
洋風の灯火、つまり石油ランプとかシャンデリアとかを天井から吊るす時に使った金具っていう意味なんですね!
最近はこの金具も古臭く感じるようになってしまったと思うんですが、このブロンズ色なら木質の和室にも違和感なさそうでしょう?
でもこの金具1コには洗濯物1つだけしか吊るせませんね。
そこで、こんなことを考えてみました。
和室の隅にこの洋灯吊金具を2つ付けて、ここに突っ張り棒を斜めに通すんです。
金具はいつものように壁に垂直にねじ込んであり、曲げたりはしていません。
これ、なかなかいいですよ!
そんなにカッコ悪くないし、耐荷重もそこそこあります。
それに夏場はここに洗濯物干さないので、突っ張り棒だけ取っちゃえばいいんです。
さてさて、最終審査です。
恐る恐るカミさんに見てもらったら・・・
「うん、いいんじゃない」だって。
良かった~!
相談してから作業しようとすると、「いやダ~、やめて!」と言われちゃうことが多いので、こっそり作っちゃってから見てもらうのがいいのかも!(笑)
システム畳の下にジョイントマット
古家の和室の床を板張りのフローリングにする予定だったところを、12ミリ厚のシステム畳を敷いただけで仮の仕上げにしてしまっていました。
システム畳の下は11ミリ厚の荒板だけでその下は床下(地面!)です。
これだと、冬は畳の面は冷たくなってしまうでしょう。
手のかかる断熱工事をやるしかないということになるかもしれませんが、その前に簡単な手を試してみようと思い立ちました。
発泡ポリエチレン製のジョイントマットをシステム畳の下に敷いてみるんです!
数センチのすき間がありますが、あとで埋めようと思います。
では、システム畳を敷き戻します。
今のところ、全く冷たくないし、素足で歩いても問題なし!
温かいくらいです。
板の間だと、断熱工事をしてあってもこうはいきません。
板の間の表面の板は、畳より比熱や熱伝導率が大きいからだと思います。
ただし、畳面は柔らかく、ちょっとだけですが沈む感じはあります。
真冬の時期、特に風が強い日に床からの冷えがどうなるのか、様子を見てみようと思っています。
希望サイズのクイックファスナー、やっと入手できました!
クイックファスナーという金属製の部品を探していたんですが、ホームセンターや水回りの専門店にも在庫はありませんでした。
通販ではモノタロウで取り寄せが出来ることが分かっていたんですが、12.7ミリ径管用と思って注文した部品が実際は4ミリ径管用だったんです・・・
商品の写真が12.7ミリのもので、沢山あるサイズの中で希望サイズの確認をキチンとしなかったのが失敗の原因でした。
今回、送料が無料になるように他の部品と一緒に注文してやっと希望の品が手元に届きました!
庭先に灯油ボイラーが設置してあるんですが、このボイラー内部の配管の接続にはクイックファスナーが多用されています。
今回取り換えることになったクイックファスナーの現状を見て下さい。
管のツバを挟んで固定しているこの金具が広がっているでしょう?
こうなってしまった理由はハッキリとは分からないんですが、配管に対する一時的な高水圧や管内の水の凍結等が原因なのではないでしょうか?
で、この部品は他の場所に使ってあり、そこで漏水してしまっていたので、何とか漏水せずに使えていたこの部分に持ってきていたのです。
しかし、この部分は接続が緩いままですから、いつ漏水が起こってしまうか分かりません!
忘れたころに起こる突然の漏水は怖いですよ!
それも、留守中に勢いよく水が噴出して数日間そのままとか・・・
ボイラー内部は水浸しになって壊れてしまい、さらに高額な水道代まで請求されるなんてことになりかねません!
さて、この金具の取り換えなんですが、気が抜けるほど簡単です!
工具なんて要りません。
古い金具を手で抜き取って、新しい金具を手ではめ込むだけです!
これで完了です!
さて、上の写真を見比べると分かりますが、古い金具で止められていた接合部では管が抜けかかっていたことが分かります!
また、劣化した金具と未使用の金具も見比べてみて下さい。
これで漏水が起きなかったのは、接合部内側のゴムパッキンのおかげでしょう。
ともかく、この接合部の修理はこれでOKになったと思います!
土壁の補修をしたい(4)
土壁に漆喰を塗ると書いてきましたが、土壁の表面の仕上げ材は砂壁用の材質になっていて、この砂壁の面に漆喰を塗ったことになります。
さて、漆喰を塗って時間をおいた後の表面の仕上がり状況を良く観察してみたんですが、問題が見つかりました。
塗った面の下部が茶色っぽくなっています。
この面は、良く見ると壁のヒビをセッコウで補修した跡が分かります。
本来、漆喰を塗る前に下地処理をするのが正式な施工法なんですね。
漆喰の表面に色が付いてしまったのは、砂壁の色素が浮き上がってきたのが原因です。
今回の状況なら下地処理は省略出来るんじゃないかと自分は思っていたんですが、甘かったようです。
特に、この薄く茶色がかった面は目立たなくなるようにしたいですね。
下地処理剤を塗ってから再度漆喰を塗るか、 または、このまま漆喰を重ね塗りするか、今調べているところです。
土壁の補修をしたい(3)
一部崩れたりヒビが入ったりと傷んだ土壁の補修を行いましたが、作業した箇所は落ち着いています。
ここまでは上手くいったようです!
それでは、いよいよこの土壁の表面に漆喰(しっくい)を塗る仕上げ作業に入りたいと思います!
今回初めて漆喰塗りの作業をして分かったんですが、漆喰と水を混ぜて練る作業にコツがかなり必要なことが分かりました。
この練り作業で失敗すると、修正も効かない場合があり、材料を廃棄してやり直さないといけなくなります。
ホームセンター等で漆喰を手に入れようとすると、すでに水と練ってある製品が売られているんです。
この練り済み製品はかなり高価で、同一重量で比較して粉末の製品の6~7倍もするんですね!
特にDIYだと、練り済み製品を使う人が多いということは、練り作業がかなり難しいということの表れでしょう。
で、しばらく悩んだんですが、Webで情報を集め、Youtubeで作業の様子も参考にさせてもらえたので、自分はプロが使う漆喰粉末を買い、自分で練ることにしました。
それから、その他作業に直接必要なものですが、
漆喰を練る容器、練る時に水を量り取るひしゃく、漆喰を量り取るシャベル、練るための撹拌機、壁を濡らすための霧吹き、壁に塗るためのコテ、漆喰を容器からすくい取るゴムベラ、塗り作業で漆喰を載せておく板、以上です。
これらのうち、容器、ひしゃく、シャベル、霧吹き、ゴムベラ、板(プラスチックまな板を流用)は全て100円ショップで揃いました!
あ、今回珍しくこれで品質不足なものは一つもなかったんです。
特に練り容器は、撹拌機で混ぜる時、上手く全体が混ざるように大き過ぎないもので、混ぜる時に漆喰が飛び散らないよう背が高めのものがいいんです。
結果、円筒状のプラスチック製ゴミ容器を使いました。
そして、練った漆喰を載せておく板ですが、プラスチック製まな板がまあまあ使いやすかったんです。
撹拌機は、電動ドリル機に装着して使うものをホームセンターで買ってきました。500円ほどです。
ポリ袋に漆喰と水を入れて手もみで混ぜて練る方法もあるようですが、時間もかかるしキレイに練れるのか自信が持てませんでした。
さて、まずは容器に水を先に入れておきます。
ひしゃくで何杯か数えながら入れます。
漆喰は現地のホームセンターセキチューで20kg2400円ほどで買ったものです。
袋からシャベルで何杯か数えながら少しづつ加えていきます。
撹拌機を回した状態で加えていくんです。
自分は、水はこのひしゃく2杯に対して漆喰はこのシャベル大盛3杯を混ぜました。
塗り終わった感想では、漆喰はもう少し増量してもいいかなと感じています。
この漆喰ですが、主成分の水酸化カルシウムだけでなく、糊材、スサ(繊維材)が含まれています。
特にこのスサが入っているので、水と上手く混ぜないとダマが出来やすくなっていると思います。
自分は、最初漆喰と水を全部に容器に入れてから混ぜたんですが、大きなダマがいくつも出来てしまい失敗してしまいました。
やり直して、水の中に少しずつ漆喰を混ぜていく方法で上手くいきました。
さて、撹拌機をしばらく回して均一な練り漆喰が出来たら、家の中の作業箇所に運んでいきます。
ずいぶん作業が進んでからの写真なんですが、塗る時の道具一式も見て下さい。
(本当は、床面の養生もしっかりしなくちゃいけないんですが・・・)
1回の練り作業の分量では壁に塗る量が足りず、練り漆喰を新たに作る作業を繰り返しました。
練り漆喰を追加する度にコテと板は水洗いして、固まってしまった材料が混ざらないようにしました。
塗る時のコテですが、大き過ぎないコンパクトなものの方がいいように感じました。
塗り作業でのコテは重要な道具で、ちょっといいものを選んだ方がいいと思います。
かなり長時間緊張しながらの作業でした。
さて、塗り終わって養生テープも剥がした仕上がりはこんな感じです。
出来はまあまあでしょうか?
右側と左側の壁は、正面の分の残りの漆喰を急いで塗っただけです。
今回はこれで時間切れになってしまったので、左右の壁は次回に仕上げたいと思っています。
土壁の補修をしたい(2)
傷んだ土壁の四方の縁と古い不適切な補修部分を削り落として、この部分に新しい部材を充填していこうと思います。
上の写真の白い部分ですが、当初は土壁の基盤に漆喰(しっくい)だけが塗られていたのかもしれませんし、土壁の仕上げ材の下地が漆喰だったのかもしれません。
さて、充填する部材を何にするか、web上で調べたりホームセンターの担当の方と相談したりしました。
土壁の補修充填には土そのものが最適なようでしたが、土壁用の土は簡単に入手出来そうもありません。
すると、漆喰(成分消石灰つまり水酸化カルシウム)か石膏(成分硫酸カルシウム)がいいのではないかと考えました。
漆喰は仕上げ材や接着剤として古代から使われてきた部材です。
ホームセンターには漆喰が粘土状のパテになっている製品があり、これがいいのではないかと考えました。
ところが、このパテは粘性が低く仕上げられていて、隙間に上手く充填することが出来ませんでした。
自分で漆喰の粉末を適量の水で練れば上手くいったのかもしれません。
ただ、漆喰が固まって仕上がる時は体積が小さくなる(痩せる)ので、大きな隙間の充填に適するのかということも分かりませんでした。
そこで、この前も充填剤として使った石膏プラスター(骨材を含んだ石膏)を使ってみることにしました。
石膏は硬化する時体積が微増するので痩せることはありませんし、加える水の量を加減することで硬めの粘土状パテのようにすることが出来ます。
これを充填剤として使ってみようと思います。
木部の養生をし、充填箇所に霧吹きで水をかけておきます。
このあと、パテ状の石膏を左官ゴテを使って隙間に押し込むように充填しながら、表面を整形していきます。
作業してみた感じですが、石膏がすき間にしっかりと充填されている手応えもあり、整形もまあまあ上手くいったと思います。
左官ゴテの使用も必須だと感じました。
さて、充填整形が終わった箇所の養生テープはすぐに剥がしておきます。
時間が経ってからテープを剥がすと、充填成形した石膏がはがれ落ちたりしてしまいます。
仕上げの漆喰を塗る時には、再度養生テープを貼るんです。
さて、この後は石膏が硬化して水分が抜ければ補修作業はとりあえず完了です。
この補修作業の仕上がりに問題がなければ、壁表面の漆喰仕上げ作業に進むことが出来ます!
自宅にもネズミが!(4)
ネズ君の通り道を塞いで二晩が過ぎましたが、初日の夜にガリガリ音がしばらく聞こえただけで、次の日は音もしませんでした。
穴を塞いだ箇所も異変は無さそうでした。
これで1敗1勝となったようですが、結果、休戦状態になったんですね!
屋外からの侵入口はいまだに分かっていないんですから。
侵入口は人間が探すのは大変だろうし、完璧に全て塞ぐのは難しいのではないか?
でも、休戦状態のままが続いてくれればいいんですよ。
例の古家でも、1敗1勝のあとはずっと休戦状態が続いているんです。
まあ、また問題が起きたらその時対処すればいいんですから!
そのことより、今日ここに書きたかったのは、この件を調べていて見つけたある方の文章なんです。
★ネズミは約1日食べないだけで餓死します。
その為彼らは住む場所に拘らず、食物がないと判断したら家族揃って移動します。
★プロの言う通り「入れない」対策を取らないと意味がありません。
穴を塞ぐ事が可能なら、金網を押し込み壁面をインスタントモルタルで塗り込んだり板を貼り付け、壁の破損箇所や隙間がある場合セメントや補修材で修復します。
配水管の外側を登ってくるケースもある為、隙間がある場合完全に塞ぎます。(忌嫌剤やスプレーを定期的に使うことも効果的)
★今すぐ出来る対策として
・家中の食べものやせっけんなどを全部片付ける。
・侵入口を塞ぐ。(ねずみの通り口はねずみの脂で黒くなっています)
・ドブネズミなら大体下水からあがってくるので、下水口を塞ぐのが効果的です。(塞ぐ場合、アルミだとねずみが齧り穴をあけてしまうので、ステンレス等の方が良い)
・クマネズミなら、クマネズミはドブネズミよりずっと賢いため、様子が変わることで警戒して逃げ出すこともある。(センサーで光が出る器具を設置する等)
★ねずみは温かい血液の流れる命ある生きものです。
根本的解決にならず、逆効果にもなり得る、残酷極まりない、水死や粘着は断じて避けるべきです。
特許を取得し、新聞でも紹介されたLED駆除器(友人はこれで6年間ネズミが出ていません)や、ペストコントロ(超音波発生器)が効果的です。
より簡単な方法は猫の匂いのついたもの(トイレ砂や猫が使ったおもちゃ)を置くことです。
ハーブやミント、バルサン、正露丸の香りはネズミにもゴキブリにも効果があります。
センサーで点灯する防犯用ライトも効果的です。
唐辛子やわさび、アンモニアの臭いスプレーや忌避パテでねずみを近づけないという方法もあります。
★捕獲機にねずみが捕まったら殺さず逃がすか、お譲り下さい。
お手数おかけする分、一匹につきお礼はさせて頂きます。
獣医さんへ連れて行き愛情を込め飼育します。
ネズミは本当に頭が良く(少なくとも小学生以上という説も)犬に勝るとも劣らぬ程に懐きます。
米シカゴ大やエモリー大の研究で、ネズミには非常に人に近い感情や愛情や社会性、痛覚もあること、
人やイルカや象や猿にのみあるとされていた、愛する者が苦しんでいる時自分も苦しみを感じる共感を有していることが立証されました。
粘着シートに捕まった母ネズミは、手足を噛み切ってでも赤ちゃんにミルクをあげようとし、天敵である蛇にさえ立ち向かうのです。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/070800257/?ST=m_news
http://karapaia.com/archives/52054854.html
この方の文章を読んで、ちょっとびっくりしてしまいました・・・
今どきこんな愛情深い方がいらっしゃるんですね!
そして、その温かい生き物に目を向けようとする人たち。
この小さな生き物の気持ちを理解しようとする人たち。
ジーンとしてしまいました・・・
土壁の補修をしたい(1)
古家の土壁が傷んでいて、これをどう補修するか考えています。
この土壁の面の縁に隙間が出来てしまっていて、さらに表面の仕上げ材も壁から浮き上がっているので、この部分を削り落としているところです。
また壁面中央のひび割れは、シリコンシーラントでコーキングしてありました。
このシリコンシーラントには仕上げ材が乗らないので、このシーラントを出来るだけ削り落としていきます。
これらの作業が終わったら、表面に漆喰(しっくい)を塗って仕上げようとしているんですが・・・
もちろん初めての経験なので、どうなるか分かりません!(笑)
納屋の通気口からかなり大量の浸水
古家の納屋の下部に通気口が設けてあります。
先々週の豪雨で、この通気口から雨水がかなり大量に入り込んでいました。
この通気口は地面にかなり近いんですが、納屋周りの手入れもあまりされておらず、納屋外周の水はけも良くない箇所があったのが原因ではないかと思っています。
この通気口から水だけでなく、ホコリ、ゴミ、虫なども入ってくると思います。
現在、この通気口の外の状況がキレイに整備されていないこともあるので、この通気口をいったん塞いでしまおうと思います。
後で周囲の環境が変わったら、通気口を元通りに戻せるように穴を塞ぐことにします。
モルタルやコンクリートで塞ぐと、後でもう一度これを削り取るのは大変です!
ということで、今回はセッコウを使ってみることにしました。
最初に工作用のセッコウを使ったんですが、水で練ってから固まり始めるのが割と早く、やや使いづらい感じでした。
少ない水で硬めに寝ると発熱してすぐに固まり始めてしまうんです。
そこで、追加分のセッコウを買いにホームセンターに行って調べてみたら、骨材入りのセッコウというのが見つかりました。
コンクリートは砂利とセメントを混ぜてあるんですが、この時の砂利が骨材で、セメントは骨材をつなぎ合わせていることになります。
この骨材入りのセッコウを買ってきて、3か所の穴の残りの作業をやったんですが、硬めに練ってもすぐに固まらず作業性がとても良かったんです!
これで一応3か所全ての穴を塞ぐことが出来たので、しばらく様子を見てみようと思います。
昭和40年代のコンセント? お疲れ様でした!
家庭のACコンセントですが、特に和室だったら、見栄えが悪くなるので、ACプラグ刺しっ放しにはせず毎日抜き刺しするんじゃないでしょうか?
古家の和室のこのACコンセントは、プラグを刺した時の手応えがほとんどないほど疲労? していました。
本当に長い間働いてくれたと思うんですが、そろそろ引退させてあげましょう!
さて、では交換作業ですが、他の電動器具を使っている最中だったので、ブレーカーを落とさずに交換しちゃいます・・・!
(本来は、ブレーカーを遮断してから行わないといけません)
このVVFケーブルをショートさせると大変なので、とにかくゆっくりゆっくり慎重に作業していきます。
そして、白(W)線に触れても感電しませんが、黒線に触れると感電することがあるので、これにも注意しながら作業します。
白線は大地に接地してある側なので、地面や床に対して電圧は0ボルトつまり人体から見ても0ボルトなんです。
黒線の方は、人体から見るとAC100ボルトなんですが、人体を通って地面へ電流が流れなければ感電しないことになります。
ゴム手袋等を使って作業するのはこういうことですね。
ただ、「白線を触っても感電しない」と覚えておくのはちょっと危険です。
白線と黒線が逆に配線されていることがたまにあるらしいんです。
作業慣れしていない又は知識が薄いアルバイト技師の施工とか!
さて、新品の三つ口コンセントに交換しましょう。
ここまで来れば、ショートの危険はほぼ無くなりました。
あとは、柱に木ねじで固定して上蓋を閉めて完成です。
さて、役目を終えたコンセントを良く観察してみましょう。
プラグを受ける接点金具が大きく開いてしまっています。
この状況では、消費電力の大きな器具を使おうとした時、既定の100ボルトの電圧が得られなかったり、
もっと怖いのは、このコンセントとプラグの接触部分が発熱して、最悪発火することがあることです!
コンセント付近からの発火のニュースは時々ですが見かけます。
コンセントにプラグ刺しっ放しで、そこに埃がたまっていたりして発火するようです。(タンスの裏側とか)
コンセントの接触金具は、この器具の最も大切な部分で、新しく取り換えたコンセントのプラグとの接触部分を見れば分かりますが、色々と工夫されていることが分かります。
こんなシンプルでさりげなく見える器具でさえも、色々なアイディアが蓄積されて出来上がっているんですね!
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