今日は美味しかったかな?
真鱈のみそ汁
先週、鶴ヶ島のビッグマーケットで買ってきた新鮮な真鱈(マダラ)ですが、下処理をしてキッチンペーパーで包んでおきました。
今回タラは蒸してみようかと思ったんですが、やっぱりいつも通りみそ汁にしました。
未だにタラを上手くさばけないんです!
まず、体表のぬめりが凄く、これが苦手です。
金だわしで取るといいみたいですね。これで細かいウロコも取れるでしょう。
魚体は柔らかくてグニャグニャ。
骨も柔らかめなので、ちゃんと包丁を入れていかないと骨が切れて身に残ってしまいます。
こんな感じなので、さばいて骨を取っているうちに身が崩れてきました・・・
そこで、身を小さく切り分けて骨も骨抜きで抜いて、みそ汁の具にすることにしたんです。
臭みが出ないように、今回はサッと熱湯にくぐらせます。その時表面が白くなるので霜降りと言う訳ですね。
以前、沸騰させたお湯の中で長く加熱して味が無くなっちゃったことがあったので、サッとくぐらせるだけにしました。
もちろん、縦割りにしたアタマも湯通ししておきます。いいダシが出るんです。
これと同時にみそ汁を作っておいてもらいます。
いつものみそ汁だと、ダシの味で魚の旨味が分からなくなるので、みそ汁ダシは少なめにお願いしておきます。
さあ、この身をみそ汁に入れて、ひと煮立ちさせたら火を止めて出来上がりです!
大きめのお椀でたっぷりの身も味わって下さい。
今回、豆腐を入れましたが、長ネギの方がいいと思います。長ネギだけでいいかも。
このタラのみそ汁は、淡白でクセの無いとてもいい味なんです!
カミさんからも「美味しい!」をもらいましたよ。
カンパチ、イトヒキアジ、メヒカリ、エボダイを塩焼きにしました
今回は包丁を研いでから、イトヒキアジ、カンパチ(ショゴ)、エボダイを捌きましたが、
いつもは上手くいかない背側からの切り込みが、すんなりと気持ち良くいけました!
イトヒキアジは刺身でもいけたかな?
塩焼きにしましたが、カイワリほどは美味しくなかったです。味60点くらい?
エボダイは、正式名称イボダイだそうです。腹開きにしてキッチンペーパーに包んで水分を取りました。
これも塩焼きにしましたが、脂がもうちょっとあるといいかな? 味70点?
あとは、カンパチ(上)とメヒカリ(下左)ですが、これもキッチンペーパーで水分を抜いてあります。右はイトヒキアジ。
全部塩焼きでしたが、カンパチは鮮度が落ちてて、味50点。メヒカリは一番受けが良く、味85点かな。
鮮度が良ければ、カンパチは刺身ですね! このカンパチなら竜田揚げがいいかも。
メヒカリは、から揚げ、天ぷらもすごく美味しいはずですが、脂があるので、干物でもバッチリだと思います!
娘に、カンパチ、イトヒキアジ、メヒカリを出したら、やはりメヒカリが一番気に入ったようでした。
いろんな魚を買ってきました!
昨日土曜日の午後、鶴ヶ島のビッグマーケット、彩鮮館で鮮魚が面白かったです!
種類が豊富で、手が出る値段のものが結構あったんですね。
まずはビッグマーケットで生き締めのマダラが350円。卵、白子が無いから安いと言ってました。
いつも買う魚の中ではかなり大きい方です!
汁ものや鍋が定番なんですが、蒸してポン酢で食べても面白いかな~? と思っています。
そして彩鮮館に行くと、これまたいろんな種類の鮮魚が並んでいて楽しくなりました!
まず、いつものメヒカリ、ちょっと小型で1パック300円。
そして、久々のエボダイが3尾で350円でした。
川越に居た時いつも干物にして焼いて食べていましたが、旨味が強く美味しい魚です。
次は、カンパチの幼魚(ショゴ)150円ですが、これは選び方失敗しました。鮮度が悪かった!
目が赤いから分かりそうなもんですが、「お腹硬いから大丈夫!」と言われてそのまま信用して買っちゃったんですね。
小型の中にこの大きなヤツが混じっていて、目が赤いから大型の割に安くなってるんだろうけど、外傷で片目だけ赤くなってるんだろうと思ったんです。
反対側の目も見ておけばすぐに分かったはずなのに、それをしなかったんです。家で両目が赤くなっていることに気付きました・・・
どうやって食べようか・・・ 竜田揚げにでもしようかな。
その次ですが、珍しいイトヒキアジ250円です。川越で美味しかったカイワリに似ていたので期待して買ったんです。
これは、開いて水分を取ってから焼いてみるつもりです。
最後は、まあまあ大きなゴマサバ198円です。ちょっとは丸い? 脂乗りを期待して塩焼きにしてみます。
以上6種類の鮮魚ですが、痛まないように今日全部下処理を済ませておきました。
ちょっと時間かかりましたね。
小アラの開き焼き
先週末に鮮魚を数尾買いましたが、どれも安かったんです。
カマス200円、小アマダイ150円、ホウボウ350円、小アラ200円でした。
アマダイ、アラは高級魚なので、小さいサイズが安く売られている時でないと買えません。
特に大型のアラなんて見たこともないし、実際目にしても恐ろしい値段でため息が出るだけ、なんて魚なんです。
こんな魚が小型でも手に入るのは嬉しいですね。
で、今回も塩焼きかな~と思っていたんですが、日曜日にやった小アマダイの開き焼きが上手くいったので、この方法でやってみることにしました。
ウロコ、エラ、ヒレ、内臓を除いてキレイに水洗いしたら、キッチンペーパーで水分を拭き取ります。
そして、腹開きしたら、身側に軽く塩を振っておきます。
これをキッチンペーパーで包んで、冷蔵庫で2時間ほど寝かせておきます。
もちろん、2時間以上、例えば次の日まで寝かせても大丈夫。
焼く30分くらい前に冷蔵庫から出しておき、さあ、夕食の食べ始めに合わせるように焼き始めます!
ちっちゃくて脂も無いんですが、この魚の味はさすが! 身質もいいんです。
カミさん、とても喜んで食べてくれました!
リクエストもあって、カマス、アマダイ、ホウボウを調理しました
娘からの魚リクエストもあったので、お義母さんと娘も含めて4人分の魚料理を考えました。
あ、料理と言っても、今日は塩焼きとみそ汁だけですが。
まず、昨日買っておいた太ったカマスは外せません。脂も楽しめそうだから。
「カマスの焼き食い一升飯」って言われるくらい、旬のカマスの塩焼きは旨いんですよ。
そして、アマダイ(とても小さい)は、我が家では初めてなんです。
大きなものは料亭で使われるようですが、身に水気が多い魚だと聞いていました。
カマスのヒレを落したあとに、忘れていた写真を慌てて撮りました。
ヒレを落とした魚って、ホントにカッコ付かないでしょう? だからヒレごと料理するんでしょうね。
自分は、キッチンペーパーで包んで寝かせたりするので、雑菌の多いヒレを取るのが癖になっているんです。
さて、ウロコ、ヒレ、内臓を取ってキレイに洗い、キッチンペーパーで包んで冷蔵庫で寝かせます。水分を除くのが目的です。
2時間ほどおいたあと、丸のままではなく開いてから焼いた方がいいと考え直して、そうしてみました。
まず、カマスですが、脂乗りとても良かったです! 自分は食べてないんですが美味しく食べてもらったようです!
次はアマダイです。
こんな感じに開いて、軽く振り塩をしました。
焼き上がりはこんな感じです。水分が上手く取れたようです。
アマダイは、脂が無く身が柔らかでしたが、旨味を充分に感じました!
やっぱり定評のある美味しい魚ですね!
さて、最後にホウボウですが、ヒレと内臓は除いてキレイに洗って、三枚におろして血合い骨は骨抜きで抜きました。
そして、サクは皮ごとブツ切り、アタマは二つ割り、中骨もブツ切り、さらにカマも含めて全部みそ汁に入れました。
時間が無かったので湯引きはしませんでしたが、やっぱりやった方がいいです。熱湯をかけるか湯通しすればいいんです。
八丁味噌の味噌汁ですが、魚の味はお吸い物の方が良く分かるでしょうね。
でも、この魚は汁ものにすごく合っている感じです! 皮の下の旨味も good! でした。
今日は、三種類ともまあまあ美味しく出来たと思います!
今日は、焼きハタハタ
白子、卵は残したまま内臓を取ってお腹をキレイに洗っておきます。
その後、水を切り、さらに水分を取るためキッチンペーパーに包んで冷蔵庫に寝かせておきます。
一晩冷蔵庫で寝かした身です。水分は一夜干しほども抜けていませんが、ほどほどには抜けています。
これをグリルで弱火で13分ほど焼きました。
中骨だけは取りましたけど、あとは全部食べれました! カマも食べれますね。
減塩しょうゆをちょっとだけ振って食べましたが、いやあ、焼きも凄く美味しいです!!
今日はカミさんと2等分しましたが、カミさんもとても気に入ってくれました!
うっすら脂があり、柔らかい身の味もとてもいい!
調味料「しょっつる」になるほどですから、素性がいいんでしょうね。
自分は、もうハタハタ塩焼きのファンになっちゃいました!!
昨日は、蒸しハタハタ
昨日の法事の帰りに川越の角上魚類に寄ったら、割と大きなハタハタがいました!
で、早速、昨晩は蒸しハタハタにしました。
今回は蒸した時に出る汁に浸るように仕上げてみました。
結果ですが、この汁に浸らない方が良かったかな? 網の上で蒸した方がいいかも。
中骨は、加熱した後、身を開かないで簡単に取れるんですが、身を開くとこんな感じです。
こうして開いてから、中骨を箸でつまんで取ってもいいですね。
中骨取っちゃえば、小骨はあっても気になりません。身をたくさん頬張れます!(頬張るほどの量では無いですが・・・)
ブリコは身と一緒じゃなくて、それだけで楽しむといいですよ!
我が家では、蒸しハタハタはポン酢でいただいています!
やっぱり美味しい! 蒸しハタハタ
ハタハタの時期になってきました!
我が家では、ちょっと前まではこの魚を食べる習慣が無かったんですが、
角上で「ハタハタの湯上げ」を試食してからファンになってしまいました!
卵を持っている、白子を持っている、どちらも美味しんですが、一般的には卵の方はブリコと呼ばれ人気があります。
卵、白子を残したまま内臓を取って、中骨付近の血もキレイに洗い流します
お腹を開いてから、エラの方から気を付けて内臓を取れば、卵、白子は残せるんです
さらに、爪で中骨付近の血をこそぐように取り除き、お腹の中をキレイに水洗いします
これを、網の上に並べて15分ほど蒸します
調味料は使いません。酒も使いません
この魚は、特に時期ものなので、昨年食べてから時間が経っています。
一年ぶりに食べてみて、「あれ? それほど美味しいもんじゃなかったな」ということはあることですよね?
で、まずはカミさんに大きくて美味しそうなものを先に選んでもらって食べてもらいました。ポン酢が合うんです!
「ああー、うん! やっぱり、すごく美味しいよ!!」
良かった! 自分も食べてみて、ハタハタ独自の美味しさを思い出し、実感できました!
この前のメギスは、身に脂が無く味も淡白だったんですが、ハタハタはこれの反対なんですね。
身に脂がうっすら散っていて、味もしっかり感じられます。クセがなくしっかりした味です。
唐揚げや天ぷらなんかもいいかもしれません。塩焼きもいいと思います。
干物も上手くいくような気がするんです。
ただ、ハタハタ自身の美味しさを直に味わうには、「湯上げ」や「蒸し」が合っていると思います。
旬のもので、鮮度が良く、できるだけ大きいもの、という条件が揃ったら、ぜひ、この「蒸し」を試してみて下さい!
蒸しメギスは・・・
今日は、角上魚類へ鮮魚を探しに。
サンマは目を覆うような細さ!
「サンマの塩焼きは旨い! また、煮付けやフライも美味しいですよ」なんて書いてありました。
脂乗ってる大型サンマじゃないからこんなこと書くんでしょうね。売ってる人だってガッカリしてると思います。
あっ、珍しく鮮度の良さそうな大型の秋サバ(マサバ)がいた! 「脂乗ってます」って書いてある!
「サア~! 脂乗りのいい秋サバだよ!!」と大きな声で客引きもしてました。
ヤッタネ! と思ったんだけど、よーく見ると、魚体は大きいけどスマートで紡錘形じゃない。丸みもない。
そこで、周りにお客さんいなくなってから小声で「そんなに脂乗ってないでしょ?」と聞いてみました!
すると、さすが角上の店員さん。ウソは言わない!「もうちょっとですかねぇ・・・」と答えてくれました。
こういう店員さんは次回から絶対に信用しますからね! この対応で正解なんです!
そして、鮮度なかなかのメギス8尾250円を対面コーナーで買って、最後にショーケースを覗いたら、
大メヒカリ! と新物のハタハタがいました! もちろん、2パックとも買いました!
さて、今日は、まずメギスを調理します
ウロコ、ヒレ、アタマ、エラを取ってキレイに水洗いします。
そして、この魚初めての「蒸し」にしてみます!
蒸し時間は15分ほど
クセがなく、さっぱりした仕上がりになりました。内臓の脂はキレイに流れ落ちてしまっていました。
しょうが醤油でいただきました。
悪くはないんですが、 この調理法だけだともの足りないんですね・・・
オアカアジ!!
今日は、ちょっと声を大にしてこの魚を紹介したいと思います!
「オアカアジ」です。
名前の通り、尾が赤いです。ムロアジの仲間なので「オアカムロ」なんて呼び名もあります。
この魚はあまり出回らないんですが、とにかく安くて美味しいんです!
この近辺では、スーパーに並んでいるのを見たことがありません。角上魚類でも見かけない。
でも、静岡あたりから魚を仕入れている小売り店では良く見かけるんです。
ああ、そうだった! ジャパンミート入間店の鮮魚コーナーにすごくいいのが去年ありました。
今回のは、鶴ヶ島ビッグマーケットの鮮魚コーナーで見つけました。
これで1尾200円ですよ!
まず、一般的に見かけるマアジとは顔も体形も全く違いますね。むしろ、サバを連想させませんか?
肝心の身の方ですが、血合い肉が多く、それ以外の部分もマアジより赤みがかっています。身は柔らかめです。
身の味ですが、旨味が強いんです!
そして、旬の脂が乗ったものは、身の味と相まって、凄く美味しい!!
ただ、脂は皮の真下にしかないので、焼くと脂はほとんどが流れ落ちてしまって、身はボソボソになり美味しくない。
なので、我が家ではもっぱら刺身でいただいています。
刺身では店頭に並んでいないので、自分で刺身にします。
①ウロコをキレイに取る。(取りやすい)
②アタマとカマを落とす。(身が柔らかいので、身が崩れないように骨を切る)
③内臓を取り除いて、中骨付近にある固まった血もキレイに洗い流す。(ポイントです! とにかくキレイに!)
④身の外側、お腹の中の水分をキッチンペーパーで拭き取る。
⑤3枚におろす。
⑥腹骨を取る。(腹骨付近をそぎ取る) 血合い骨は骨抜きで抜く。
⑦皮を引く。
⑧キレイに刺身に切り分けて、出来上がり!
で、今回はこんな感じになりました! ごめんなさい。仕上げがイマイチですが。
2尾分で量が多かったので、身を重ねて並べました。
首の方から皮引きしたのが上と下の列、尾の方から皮引きしたのが真ん中の列でこの方が汚くなってしまいました。
この真ん中の列の身をみると、皮の下に脂がたっぷりあるのが分かります!
味は、カミさんからもお墨付きが出ていて、ホントに旨いんです!
刺身を家で作るようでしたら、ぜひぜひ試してみて下さい!
それから、刺身以外の残りの部分は、こんな感じでグリルで焼いて食べるとこれも意外に美味しいんです。
焼き上がりすぐに写真撮れば美味しそうに写るんですけど、これちょっと時間経っちゃってます。
さて、さすがに今回の刺身は1回で食べきれないので、残りは和風マリネにします。
これで1週間は食べれるんです。(2日くらいで食べちゃいますが)
また違った美味しさになるんですよ。
オアカアジ、刺身で食べることを前提にしておすすめしたいです!!
PS.痛みやすく鮮度落ちの早い魚ですので、お腹が柔らかい等鮮度が落ちている時は、次回のチャンスに。
ハゲヤセムツ?
鶴ヶ島のビッグマーケット魚売り場に、「メヒカリの酒干し」なるものが売っていて、これは! と、すぐに買って帰りました。
帰ってからパッケージを良く見ると・・・
あれ? メヒカリじゃない! はだかめひかり(ハゲヤセムツ)なんて書いてある!
禿げ!? 痩せ!? ムツ?
強烈な名前!
それに、調べてみたら、メヒカリとは全く別の魚で、「漁獲量が少なく一般に食用とはしない」と書いてあった!
別名は、さなえちゃん(!)、しろぼっち、など。こっちは可愛い名前ですね!
最近、魚の値段が上がっていて、「あまり知られていないとか利用されていない魚に目を向けよう」ということかもしれません。
この考えには大賛成で、あまり知られていない魚にも美味しいものは結構あると思っています。
でも、この魚はやっぱり、ウロコがはげてて、やせていて、メヒカリ(とろぼっち)のような期待はできないかな?
さて、家のグリルで焼いてみました。弱火で15分くらい。
焼いたあとすぐの写真じゃないので、ちょっと干からびています・・・
かなり調味料の味付けが濃かったんですが、身質とか悪くなかったです。骨は硬くて、脂はありませんでした。
メヒカリ(アオメエソ・とろぼっち)と思って期待すると、がっかりしてしまうと思いますので、別の魚だと思って下さい!
さかなクンが、テレビでニザダイの刺身を造っていました!
ちょっと前に、アイゴとニザダイを紹介しました。
このどちらの魚も、磯臭さの代表選手みたいな感じで、自分もこの磯臭さには完全に降参でした!
磯臭さの原因は、海藻を主食としているからだと言われています。
これがニザダイです。クサハギとか、宮崎県日南市ではコベンジョなんて不名誉な名前で呼ばれているんです!
先週だったか、あのさかなクンがテレビ出演していて、何とニザダイの刺身をその場で造って振る舞う場面があったんです!
自分はその試食のシーンに見入っていたんですが、何と「美味しい!!」と言っていました。
「磯臭い」なんて言葉は一言も聞こえてこなかった。
さらに、どの魚のことか忘れましたが、「藻類を食べているので美味しい」という意外な話も聞こえてきました。
自分は実際にメジナで経験したんですが、獲れた時期、獲れた場所(海域)によって臭いは全く違っていたんです!
ですから、番組中ではちゃんと目利きがされていたと思うんですね。
そして、海藻が主食というだけでは、磯臭い原因にはならないということかもしれません。
番組の出演者の皆さんがニザダイの刺身に感心していたら、
さかなクンが、「大型のニザダイ1匹いくらくらいで流通していると思いますか?」と聞いていました。
ある人は3000円くらい! と答えていましたが、正解は50円でした!
「安いのは流通量が少ないから」と言っていましたが、美味しくて流通量が少なければ高値が付くに決まっています!
この魚は、獲れた時期や場所、そして下処理など気を使わないと美味しく食べられないんだと思います。
でも、この番組では、美味しい時のニザダイを知ってもらいたい! という意図があったのかもしれません。
さかなクンは、実際本当の魚博士ですから、当然全部を分かった上でテレビで発信したんだろうなあ、と感じました!
蒸しホウボウ
色も形もちょっと変わってる(!)ホウボウは、見た感じかなりインパクトがあります!
カナガシラはこれとそっくりですが、別の魚です。
写真下手でゴメンなさい。
どうやって食べるのか、迷いますよね。
売り場では、刺身、煮付けと書いてありました。
刺身とあれば鮮度はいいはずです。
今日は、蒸してみることにしました!
蒸し器に丸のまま入らなかったので、ぶつ切りになっています。アタマを落した方が良かったかな?
いや、これが、脂無いのになかなか美味しかったんです!
身が多く、骨も外しやすい。
クセがないいい味で、身が適度に締まってるけどボソボソにはならず、ちょっとだけコラーゲン質でもあり・・・
この感じだと、ポアレ、洋風スープ、みそ汁、から揚げとかにすると、とても美味しく仕上がると思いました!
これで350円は当たりでした!
また別の料理に挑戦してみますね!
スズキ、イシモチの塩焼き
夏の肉や魚は味が落ちる、と聞いたことがあります。
今検索しても、そのような話が見つからないのですが、理由の一つは夏に脂乗りが良くないということかもしれません。
この前、買い出しに行った時に、スズキとイシモチを安く買ってきました。
スズキは小型でしたが、鮮度が良かったです。250円でした!
スズキは、生息域によってはすごく臭い時があるんです!
例えば、工場が近い沿岸で獲れたものが石油臭い(!)とか。
なので、スズキを買う時は必ず念を入れて聞いておいた方がいいですよ。「臭くないですか? ホントに?」って。(笑)
さて、我が家では夏の暑い時には、魚料理のリクエストがあまりないんです。脂無いからかも。
このスズキは刺身にしたかったんですが、無難なところで塩焼きにしてみました。
焼き上がりの写真が失敗! それと、カミさんも箸をちょっとつけただけで「クセがあるよ。もういらな~い」だって。
魚食べる気分じゃないとか言ってました!
で、自分が食べてみたんですが、
臭みやクセも無かったですよ。脂も無く淡白でしたが、身質も良く、悪くなかったんです。
ポアレやムニエルにすると良かったかもしれません。あと、やっぱり刺身ですね。
一緒に塩焼きにしたイシモチは、鮮度のせいか、身質も良くなくて味もなく、つまんない仕上がりでした・・・
あ、でも、2尾とも自分が残さずキレイにいただきましたよ!
これも初めて! ヨコスジフエダイ
体に沿って縦にスジが入っているのに、なぜかヨコスジという名前になってしまったという「ヨコスジフエダイ」・・・
でも、ちょっと待って。
この写真を見ると、「横にスジが入っている」って説明しますよね。
だから、この名前でおかしくないのかな?
200円! だから買ってきました!
刺身にできるよと言われたんですが、お腹がちょっと緩かったので、蒸そうかな~? と思っていました。
「焼きの方がいい!」とリクエストがあったので、お腹を掃除して塩焼きにしました。
この魚は、「~ダイ」という名称ですが、鯛とは別種のいわゆる「あやかり鯛」です。
でも、焼き色も含めて、身質と味がマダイにちょっと似てると思いました。身の水分が多いのは似てないけど。
カミさんは、なかなかいいよ! と言ってくれました。
これで、旬(秋から冬)の鮮度のいいものは美味しいんじゃないでしょうか?
アイゴ 198円! でしたが・・・
鶴ヶ島の彩鮮館で、アイゴという初めて見かけた魚を覗き込んでいたら、
店のおばさんが近くに来て、「どうですか? 安いでしょう?」とすすめられました。
激安198円ですから、まあどうであっても、買ってみることにしました!
美味しそうに見えるんですけどね~
さばく前に色々と調べてみたら、
えっ? ニザダイ亜目?!
それに、釣り歴50年という寿司職人さんによると「あんな臭い魚、見るだけで虫ずが走る」だって!!
これで、だいたい分かってきました。
ニザダイは、以前さばいている最中に、あまりの磯臭さに閉口して、刺身にするのをあきらめたことがあるんです。
ならばと、焼いてみたんですが、磯臭いままでとても食べれませんでした!(結局捨てちゃったんです・・・ゴメン!)
その後、メジナでも似たようなことがあったんです。
原因はエサの海藻だそうです。
つまり、海藻を主食にしている魚は磯臭くなるし、また、海藻を食べる時期の魚もそうだ、という事みたいです。
だから面白いことに、海藻を食べない海域のメジナは全く臭くないし、普段海藻を食べているメジナでも、海藻を食べない時期のメジナは臭くないんですね!
さあ、このアイゴはどうでしょうか? まずはさばいてみましょう!
さて、アイゴをさばく時の重要な注意点を発見!!
上の写真を良く見て下さい! 背ビレ、尻ビレ、腹ビレ、すべてが鋭いトゲ状になっていて、しかもトゲに毒があるんです!
お店では教えてくれませんでしたよ。言い忘れたのかなあ。
真っ先に、これらのヒレをキッチンバサミで切り落としました。
そうしてから、さばいてみると・・・
これは身以外の部分ですが、鮮度落ちで内臓が痛んでいるため、お腹に黄色い部分があるでしょう?
ここは身も痛んでいるし、苦みも出てしまうんです。(内臓が痛んでいて胆のうが破れていると、こうなります)
そして、においなんですが、やっぱり磯臭い! 胃袋の中も、海藻らしきものでいっぱいでした。
そこで、とにかくお腹をキレイにし、血も丹念に取り除きました。
そして、皮を引いて刺身にしてみましたが・・・
ダメですね。 磯臭さが取れません!
でも、このまま捨てるのもイヤなので、
そうだ、酢水に浸けるのはどうだろう? と思い、黒酢を水で3倍ほどに薄めて上の刺身を投入しました!
結果、磯臭い臭いは消えたんですが、魚の味は全くしないし、身がボソボソで水っぽくなって全然ダメでした!
酢水に浸けるのなら、サクの状態でサッと浸けて、素早く引き上げて酢水を拭き取るようにしないとダメかも。
このアイゴですが、海藻主食ですが雑食性でもあるので、
海藻をあまり食べていない海域のものか、海藻をあまり食べない時期のものを選ぶしかないでしょう。そして鮮度がいいもの。
これは、アイゴをよく扱っている売り場で聞くのが一番でしょう。
でも、彩鮮館では、まだあまり扱ってないと思うんです。
この魚は産地以外ではほとんど出回らないそうですから。
今回、このアイゴは美味しくなかったけど、魚好きの人たちのために、安い魚を探して仕入れてきてくれるのは大賛成です!
この彩鮮館は、いつもこんな感じで頑張ってくれているので、応援しながら魚買ってるんですよ。
マイワシの塩焼き
今日のマイワシは富山産で、鮮度が良く、太り方もまあまあでした。
で、今回は塩焼きでいくことにしたんですが、ちょっと考えないといけないこともあるんです。
まず、今回急いでさばいたので、ヒレ、エラ、内臓を取ってお腹をキレイにしたあと、
キッチンペーパーで包んで水分を取るやり方ではなく、塩を軽く振ってまぶしてから10分ほど置いてみました。
さて、脂が皮の真下つまり体の表面に集中して在るので、このまま焼くと脂がほとんど下に流れ落ちてしまうんです。
そこで、今回はアルミホイルの上で焼いてみたんですが・・・
結局、こうやっても脂は落ちてしまいますよね・・・
まあとにかく、これで焼き上がりました!
結局、喜んで食べてもらえたので、今回の塩焼きはこれでOKということにしましょう!
脂乗りが極端にいい時、例えば9月、10月の北海道産なんかだと、
逆に脂を落すように焼かないと、脂が強すぎてしつこくなっちゃうんですね。
蒸し魚 三種!
蒸しメバルに味をしめて、他の魚でも蒸しを試してみました!
ここで連続してやっておけば、ある程度ですが感覚がつかめると思います。
まずはイシモチです。
ニベとよく似ていますが、別の種類の魚です。
鮮度が落ちていたので、お腹もキレイにしてアタマも取って蒸しました。
味はまあまあでした。
鮮度が良ければ、美味しい魚だろうという実感はつかめました!
次は、マソイです。
クロソイとよく似ていますが、別の種類の魚で、マソイの方が美味とされています。
これも鮮度が落ちていたので、お腹をキレイに掃除して蒸しました。
これも、味、身の感じ、ともにまあまあでした。
鮮度が良くて大型のヤツなら、喜んでもらえるメニューになると思います!
さて、最後はマイワシです。
冴えない体形でしょう? 生命力感じませんよね?
こんなスマートな体形じゃ美味しくないんです。 もっと丸みを帯びて張りが良くて存在感がないとダメなんです。
このような場面でも「ただキレイなだけではダメ!」って証明できますよね?!
まあ、とにかくお腹を掃除して、アタマも取って蒸しましょう。
こんな感じで煮汁が濁っていなければ、イヤな香りや味はしないようです。
脂乗りは良くなかったけど、これもまあまあの出来でした。
一番美味しい時のマイワシなら、刺身か焼きだと思いますが、焼きに飽きた時は、この蒸しもアリだと思います!
これらの蒸し魚は、自分は下味は全く付けず、減塩しょうゆやショウガじょうゆを付けながら食べました。
軽く塩や酒を振ってから蒸すとかも、美味しく出来るかもしれません。
あと魚を取り出す時に、魚自体が崩れてしまうので、皿に盛ったまま蒸しているんですが、
蒸し器から取り出す時に、厚手のゴム手袋をしてから皿を持って取り出すような工夫が要ります。
布製のミトンとかを使って皿を持つのは、絶対にやめましょう!
熱い煮汁がミトンに滲みてきたら、大やけどになってしまいます!!
これは旨くいきました! 蒸しメバル!
今の自分には、煮付けがイマイチ上手く出来ないので、何かいい手はないかずっと考えていました。
クロソイは身がふわっとしていて、コラーゲン質っぽい感じもあったので、やり方によって美味しく仕上がるはずです。
月曜日は朝出勤したんですが、実は自分の出勤日ではないので、早めに帰宅して魚料理に挑戦することにしました!
で、帰り道の目標をまず角上魚類にして歩き出しました。
途中、新しいマミーマートに寄ってみると、コンニャク麺があったので6個ほど購入。(もちろん鮮魚もチェック!)
そして出発して約1時間で角上魚類に到着。
ここに着くまでに、「今日は魚を蒸してみようかな」と決めていました。
まずクロソイを探したけど、いない!(クロソイ安くてお得なんですが)
で、メバルとイシモチが目に留まりました。
メバルはクロソイと同じ属ですが、人気あるのでちょっと高め。
イシモチは安いけど、新鮮な刺身は漁師が認める旨さと言われています!(自分にはまだ実感がない)
そして別のコーナーに行くと、旨そうなマイワシ、それにホウボウ、ヤリイカ等が並んでいました。
その中に、小型のマソイが1皿3尾で売られていました。
マソイはクロソイと良く似ていますが、別の種類です。
結局、メバル1、イシモチ小2、マソイ小3と買ってしまいました。
久々に見かけた店員さんが自分を見つけたらしく、自分に見えるように、大きなサバをこっそり並べてきたのには笑ってしまいました!
毎回のように会話しながらサバを買っていた時期があったんです。(笑)
でも、まさか今の時期にマサバを買ったりはしませんよ。(唐揚げとかならイケるかも)
さて、帰宅して「今日はメバルを蒸してみるよ」と言ったんですが、カミさんは半信半疑っていう感じ。
旬はちょっと過ぎていますが、いいメバルでしょう?
お腹も締まっていたので、思い切って丸ごと蒸すことにしました。
普通、煮付けでも丸ごとではやらないんですが、メバルはお腹の中に良質な脂があるんです。
ウロコ、エラ、ヒレだけ取って、全体を丹念に洗いました。ヒレは落とさない方が恰好はいいんですが。
こんな感じで蒸してみました。蒸し時間は約30分です。
お酒や塩などの調味料は一切使いませんでした。
「あれっ? これって、美味しそうじゃない?」
「臭みもないよ!」
ポン酢、減塩しょうゆで、それぞれ食べてみたんですが、
「ん?・・・ あーっ、美味しいよ!」
身は柔らかくてフワフワでした。
味も良し!!
しょうゆが予想以上に合っていました。
あとで気付いたんですが、しょうが醤油も合うと思います。
今回丸ごと蒸しましたが、内臓から苦みが出るので、内臓は除いてお腹をキレイにしてから蒸した方がいいでしょう。
他の魚も、蒸しで結構イケそうな感じがしましたよ!
ウマズラハギ、クロソイの煮付け
群馬吾妻からの帰り、鶴ヶ島ビッグマーケットに寄って、ウマズラハギ、クロソイを煮つけ用に買っておきました。
どちらも鮮度が良かったです。
まずウマズラハギです。
ヒレやツノを落とし、エラと内臓を取り、特に血も丹念に取り除きます。そして、皮を剥ぎます。
皮を剥ぐのは意外に簡単なんですよ。
うすくち醤油40cc+みりん10cc+水160ccの煮汁で、時間短めに煮付けました。
肝と卵が大きいでしょう?
次はクロソイです。
下処理を済ませ、煮付ける直前の段階です。
こんな感じに仕上がりました。
そこそこに仕上がったんですが、やはり自分の煮付けは、まだ完成品になっていない感じなんです・・・
魚や調味料のいい香りが消えないように、加熱を控えめにすると、魚の臭みが残ってしまう。
今回、臭みが少し残ってしまいました。
濃い調味料を使ったりショウガを沢山入れたりするのは、やりたくないんです。
自分は、魚料理では煮付けが一番難しいんじゃないかと思っています。
さて、どうしたらいいのか、ちょっと悩んでいるところなんです。
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