美味しい魚のはなし

今日は美味しかったかな?

ウマズラハギの蒸し

この時期には珍しいハタハタと、ウマズラハギを仕入れてあったんですが、

またまた冷蔵庫で数日置いてしまいました。

でも鮮度が落ちても、ハタハタは焼けばそれなりの出来になりそうだと思っていました。

実は、春先にハタハタを期待せずに蒸して食べてみたら、大きな卵を抱いている時より身に脂もあって美味しかったんです!

ハタハタとウマズラハギを一緒にさばいていたら、臭いに敏感なカミさんに文句を言われました・・・

あ、生のハギの写真撮っとけば良かったんですが、手が汚れていて臭くて・・・

生臭スマホになっちゃいそうなんです・・・!

さばき終わってから出来るだけ丁寧にお腹の中を水洗いしました。

そして、エイやっと全部蒸しにしちゃいました!

仕上がりは、いつもの男料理でゴメンなさい。

ウマヅラハギの大きな肝は、いったんお腹から出して中をしっかりキレイに洗ってから中に戻すんです。

味の方ですが、ハギは全く脂無いのに美味しかった!

あ、ポン酢をちょっと付けながらいただきました。

次回、鮮度のいいものをすぐに調理してみます。

ハタハタも、この時期のものでも充分美味しいと思いますよ!

 

PS.調理中の鮮魚を撮るのに「SIM無しの別の中古スマホを利用する」案を思いつきました!

SIM無しスマホは白ROMって呼ばれているそうです。

Wifi利用のみなので通信料かからない! カメラ以外の機能もほとんど使える。

画質に注文付けなければ、この白ROMの利用価値はすごく大だと気付きました!!

実現したら報告しますね!

シイラを色々と調理してみました

腹骨を除くには、普通はその部分を身ごとそぎ切るんですが、このシイラは骨抜きで全部取れました。

それから下の写真で分かりますが、中骨から血合い骨が分岐する所が太かったんです。

3枚おろしにする時、血合い骨を切り離すのがちょっと大変でした。

最初、いつものやり方で身を骨から離そうとしたら、下のように身が骨回りに残ってしまいました。

そこで、再度動画で確認したりして上のように身を離すことができました。

では調理ですが、まず、これならいけるかもと思ったソテーから。

骨を完全に抜き取って切り身にして、味付けと焼きはカミさんにお願いしました。

ニンニクを使ったこのソテーは臭みがなく美味しかったです!

どうもこの皮にちょっと臭みがあるようです。(実は、ブリやサケの皮にも臭みありますよね?)

香辛料を使わないソテーも作ってもらったんですが、ちょっとですがクセを感じました。

あとは、尾側の身、アタマやカマと骨周りのアラ、大きな肝と胃袋、卵、が残っています。

まず身の方は、酒粕漬けに初挑戦してみました。

これに減塩しょうゆを少し混ぜて、粕床を作りました。

普通は酒粕に味噌と酒を混ぜるようです。

身は、皮を引いてから切り分けて粕床に漬けました。

身に粕を馴染ませるには、粕床がもっと柔らかい方がいいかも。

この粕漬けは、週末に焼いて食べてみましょう!

うーん・・・ 不安と期待が半々!(笑)

さて、内臓とアラの方は、まず湯通しを長めにして臭み抜きをしました。

ちょっと考えてみたんですが、内臓はいつもの鶏の肝の煮込み方でいいんじゃないかと思いつきました。

そこで、カミさんにアドバイスをもらいながら仕上げたのがこれです!

昨日の夜食で娘もこれを食べたんですが、出来は二重丸でした!!

すごく喜んでくれたので、自分は味見だけにしました。(泣)

今日の最後は、アタマ、カマ、骨回りの煮込みです。

通常の魚の煮付けではありません。長い時間煮込んでみたんです。

2時間半くらいでしょうか。水を何回も足しながら弱火で煮込み続けました。

臭みもなく、骨も柔らかくなっていました!

まあまあ美味しかったけど、まだ改良の余地ありですね!

シイラを丸一尾で買いました

シイラの名前の由来には諸説あるようです。

殻ばかりで実のない籾のことを粃(しいな)といい、「頭が大きいのに身は薄く食べるところがない」。

他にも、衣服の上から腰のあたりに羽織る衣類のことを古語で「しびら(褶)」といい、海面に浮き上がるシイラを見立てて、「シビラ」→「シイラ」となったという説もあるそうです。

名前や見てくれで評価を落としている魚は他にもいると思いますが、このシイラもそうでしょうね。

今日、もし近場で買えればと角上魚類に電話をしたんですが、

「うちではシイラは扱わないんです」という返事でした!

関東では食べる習慣がないと言われていますから、ここらでは売れない魚という判断なんでしょうね。

ところが、国内で昔から食べている地域があって、しかも美味しい魚と認知されているそうなんです!

不急ではなかったのですが、次回いつ手に入るか分からないので、昨日の鶴ヶ島ビッグマーケットに車で向かいました。

もちろん、マスク、手袋をしてシイラ丸一尾、刺身(娘用に)だけ買いました。

やはり、「丸のままで」と言うと店員さんビックリしていました。

半身は娘宅に届けるために、いったん帰宅してさばくことにしました。

自宅で撮った写真です。まな板に乗るような大きさではありません!

刺身用で鮮度は良かったです!

身もキレイでした。身の感じは、カジキやビンチョウマグロに似てるかも。

この半身を、腹骨、血合い骨もきれいに抜き、カマも落として娘宅に持っていきました。

料理は次回ですね。

粕漬けも合いそうかな? と気付きました。

さて、美味しく仕上がるでしょうか・・・? 

シイラの刺身

自粛要請が出てから、もちろんですが遠出は控えています。

でも週末には、鶴ヶ島には食材を買い出しに車で行っています。

野菜、肉、飲み物、お菓子、それに何といっても鮮魚店を2か所も回れるんです!

今日は、最初の菜鮮館ではカナガシラとメヒカリを購入。

メヒカリはさばく時に脂の乗りは分かりますから、脂乗り良ければ久々に塩焼きにしたいと思います。

カナガシラは白身で旨味がある魚なんですが、小さいやつなので小骨が気になりそう。

ということは、お店でも勧めていた唐揚げが面白そうです。

 

さて、次のビッグマートでは対面鮮魚コーナーにシイラが並んでいたんです!

小学生の頃に読んだ「コンチキ号漂流記」に、美味しくないって書いてあったような・・・

体長は1メートル近くあり(!)、緑っぽい体色と不気味な顔つきにちょっと引いてしまうかも。

この大きさの丸一尾で何と900円!

しばらく悩んでいたんですが、冷蔵庫には入らないし、食べたことも無いので丸一尾で買うのは次回にしました。

ただ運のいいことに、刺身にしたシイラも売られていたんです。

やった! これを食べてみれば味が分かりますね!

見た感じ悪くないでしょう?

早速、今晩の食卓に出してみました!

これが、全くの予想外で美味しかったんです!!

旨味もあり食感も良かったです。

調べてみたら、火を通した料理も美味しいらしいです。

うーん、明日丸一尾買いに行こうかなぁ。

オコゼ、メバル、メヒカリ、全部から揚げにしました!

今日も自分が魚料理長です!

この4尾のうち、上の小メバルは3尾で180円、下のオコゼは250円でした!

オコゼの背びれのトゲ、見えるでしょう?

このトゲには毒があって、料理中に手に刺さったりするとタダでは済まないんです!

これの仲間のオニダルマオコゼの背びれのトゲの猛毒は有名です。

オニダルマオコゼを海辺で踏んでしまって、死んじゃった例があるくらいなんです!(踏んだ人間が死んだんですよ!)

魚屋でどう対応してくれるかなぁと思って「このトゲやばいですよね?」と聞いてみたんですが、

「ええ、危ないですよ」と言ってくれただけで、何もしてくれませんでした・・・!

店員さんもコロナ対応でそれどころじゃないんでしょう。

大丈夫! この写真を撮ってすぐに、背びれを真っ先に切り落としましたから!(ゴミ捨てに出すまで注意ですよ!)

さて、この4尾は丸揚げにするには大きすぎるので、解体してから揚げました。

エクストラバージンオリーブ油で揚げるんですが、これがホントに意外に違和感無しなんです!

骨は一部硬い所が残っていましたが、今回は急いでやったので大目に見て!

ちょっと、油の温度も高めの時があったみたいです。

あと、途中から揚げ物専用の米粉を使ったんですが、これ、料理中も仕上がりもすごくイイ!

メヒカリの仕上がりを見てくれれば分かります!

一番上はマサバの卵(!)で、一番下がメヒカリの丸揚げです。

オコゼとメバルのアタマも入っています。

メヒカリはいつも通りの旨さでしたが、メバルは脂質の旨味が揚げた油とバッティングした感じがマイナス5点かな?

オコゼは美味しかったですよ!!

から揚げに合っている感じでしたね。

今日の出来は80点くらいかな?

オコゼ、また挑戦したいです!!

マサバのから揚げ、ホタルイカのから揚げ

角上魚類で、マサバ、生ホタルイカ、どちらも安かったです!

特にマサバは丸一尾で200円でした!

ただこの時期ですから脂無しですね。

から揚げにしてみます!

3枚おろしにして、おろし身はキッチンペーパーに包んでしばらく冷蔵庫で寝かせておきます。

数時間後取り出して、腹骨、血合い骨全てキレイに取り去って、やや大きめの一口大に切っておきます。

一方の生ホタルイカも、水洗いして紙で包んで水分を抜いておきます。

さて次は、サバの切り身、生ホタルイカを、かたくり粉の入った袋の中で躍らせてから1つずつ指ではじいて粉で薄く覆われるようにします。

これらを少量ずつ、加熱したオリーブオイルで揚げていきます。

火加減はこんな感じ(中の下くらい)が良かったです。

ホタルイカはやはり水分が多く身が崩れて、揚げ色も濃くなってしまいます。

マサバはとてもいい感じに揚がりました!

揚げる前の味付けは全くしませんでしたが、今日の2点は素材の味がしっかり出ていました!

ホタルイカの方は味が濃すぎるくらい。

マサバもとてもいい味(!)で、生姜醤油をちょっとだけ付けながらいただきました。

脂が乗ってない時期のマサバは、この料理法すごくいいと思います! 竜田揚げとかにしてもいいはずです。

あ、それから、サバのアタマ、カマ、中骨は焼いてコータ君のおやつにしました!

セグロイワシ、メヒカリのから揚げ

現状でのささやかな楽しみの一つは、安くて美味しい鮮魚を見つけることです!

今日の小魚は、対面コーナーではなく、パッケージ売りで並んでいることがほとんどです。

下の写真は、水洗いして、お腹をキレイにしたあとのものです。

今日の夕食は、これをから揚げにしたいと思います。

右のセグロイワシは、カタクチイワシ、シコイワシ等とも呼ばれ、ダシ取りの定番の小魚です。

良ーく見て下さい!

そうです! 煮干しはこの魚を干したものなんですね。

高級な料理のダシに使われたりして、唸るようないい味を出すのでバカに出来ないんですよ!

左のメヒカリですが、脂が乗ってない時はから揚げがおすすめのようです。

これらをオリーブ油で揚げていきます。 料理長は自分です!(笑)

さて、今日の仕上がりは・・・

うんっ!

今日のは旨く出来ました!!

セグロイワシ、メヒカリ、どちらも二重丸!

天つゆでも食べてみましたが、これも美味しかったです!

95点をもらいましたよ!(笑)

キンキ、カサゴ(?)のから揚げ!

今日は、そのままでは骨が気になる魚を、丸ごとから揚げに初挑戦してみたいと思います!

魚は、カサゴ(下)とキンキ(上)です。

うーん、下の2尾ですが、これカサゴじゃないですよね。クロソイじゃないかな?

まあ、ともかく丸ごと骨まで食べれるように揚げてみたいと思います!

ウロコ、ヒレ、ハラワタは全部除いてキレイに洗います。

そして、中骨に加熱した油が当たるように、両方の背側からしっかりと切れ込みを入れておきます。

水分を良く拭き取ってから、かたくり粉で表面を薄くまんべんなく覆います。

この前、から揚げ用に買ってきた15センチ径のスチールなべに、グレープシードオイルを深さ2センチくらい入れ加熱します。

反転させながら、揚げている最中の色を良く見ておきます。

このふたのおかげで、中も見えるし油も飛び散らないので大助かり!

このなべ日本製で1000円でした!

さて、仕上がりは色で判断して、油から引き上げます。

やった!

初めてにしては上出来~!!

しかも美味しかったんです。

丸ごと食べれて食感も良し。カミさんからの合格も出ました!

あ~、ちょっとは気が晴れました!!

仲間外れのタイを1つ見つけてみて!

春のこの季節になると、スーパーやお寿司屋さんには、桜鯛という素敵な名前の魚が出回ります。

桜鯛とは、春の産卵期に取れるマダイのことです。

産卵に向けて餌をたっぷり食べて脂の乗った桜鯛は、ほんのり桜色に染まった魚体も含めて、まさに魚の王様の名にふさわしい姿とおいしさです。

 

さて、ここでクイズです!

以下の10種類の「タイ」の中で、ひとつだけ仲間外れのタイがいます。

それはどのタイかわかりますか?

 

①アマダイ

 

イシダイ

 

ブダイ

 

④クロダイ

 

イトヨリダイ

 

コロダイ

 

キンメダイ

 

マトウダイ

 

スズメダイ

 

⑩コショウダイ

 

 

名前だけでこれがわかる人は、かなりの魚マニア!

でも、画像を良く見返してみて下さい!

見ると仲間外れはすぐ分かるでしょう?

 

答えは、④のクロダイです!

「え、クロダイは鯛の仲間じゃないのか?」と思った人。

「クロダイはマダイの仲間」というのはその通りです!

上の10種類の中で、クロダイだけが正式なマダイの仲間なんです。

他のタイはすべて「あやかり鯛」と言われるもので、マダイの仲間ではありません。

ですから、ここでは、唯一マダイの仲間のクロダイが仲間外れになる訳ですね!

最後にマダイの写真を載せておきます。

失敗してもいいから、とにかくやってみる! 生ホタルイカ唐揚げ

春は、脂が乗った魚は少ない気がします。

そこで突然ですが、今日は、失敗続きだった生ホタルイカの揚げに挑戦してみることにしました!

Webで調べてみると、ボイルしたホタルイカを揚げているものばかりでした。

もう面倒くさいので、勘でやっちゃえ! と始めてみました。

失敗したら、再挑戦すればいいんですから。(笑)

 ①生ホタルイカを身崩れしないように良く水で洗う。

 ②水を良く切って、キッチンペーパーで包み、その上からロールペーパーで包んで水気をしっかり取る。

 ③ホタルイカにかたくり粉を良くまぶす。

 ④フライパンに、オリーブ油を1~2センチの深さに入れ、加熱して温度を適温にしておく。

 ⑤ホタルイカを4尾くらいずつ揚げていく。

 ⑥揚げたものをキッチンペーパー上に並べて油を切る。

こんな感じです。

どんどんやっちゃっていたので、写真があまり撮れていません・・・

あ、今日は片栗粉が無かったので米粉、そして油は残っていたグレープシードオイルを使いました。

そして、生カキも一緒に揚げてみました!

今日の料理担当は、すべて自分です!

さあ、何とか出来たよ!

食べよう食べよう!

表面の白っぽい粒は米粉です。元の粉の粒が大きかったようです。

調味料一切なし、味が良く出ていたので食べる時も何も付けなくてOK!

いや、これがなかなか美味しかったんです。 

75点くらいの出来かな?

もちろん、改良の余地ありですが、カミさんからも合格をもらいましたよ!

巨大メヒカリ! どうやって食べる?

鶴ヶ島でこれを見つけた時、一瞬これ何だろう? と思いました。

そして、数秒後、「うわっ!このメヒカリのバカでかさはどうした?!」

この前2月に見つけたヤツよりさらに一回り大きい!

比較のマイワシは最も大きい方です。

さて、これをさばいてみたら、身に脂っぽいものを感じたので、開いてから水分を取り、そのまま焼いてみることにしました。 

脂が乗ってれば、これだけで充分旨いハズなんです。

まずは、腹開きにして、

水分を取るためにペーパーで包んで冷蔵庫へ

1~2日寝かせて、グリルパンで焼きます。

焼き上がりです。

う~ん、悪くはないんだけど、脂無いし、これだと未完成ですね・・・

では、残り2尾は素揚げにしてみましょう!

揚げとかはカミさんにやってもらうんですが、今日は自分でやってみました。

オリーブ油を使っているんですが、意外にも味に違和感は無いんです。

身が崩れてきたので、これで引き上げました。

「見栄えは良くないけど旨かった」と言いたいところなんですが・・・

油の温度も低く、加熱時間も足りなかったようです。

多分、慣れている人なら、色を見ただけで加熱不足が分かるんでしょうね。

この魚、旨味が強いのは良く分かるんですが、脂が乗ってない時の調理法がまだつかめない・・・

揚げについても、次回再挑戦してみます! 

このマサバも旨かったです! 今シーズン最後かも

このマサバは、所沢角上で550円でした。

お店で聞いたら「脂まあまあですね」ということでしたが、

それらの中で特別大きかったこの1尾は、さばいてみたらお腹に大きな白子を抱いていたのに脂乗り凄かったんです!

お腹の卵や白子が成長している時は、親の栄養分はそちらに行ってしまうので、旬から大きく外れている訳です。

これは、群馬の市場で買った800円のマサバよりずっと大きかったです。

さあ、脂乗りが良ければ迷わず焼きですね!

塩焼きと言わなくなりましたが、最近、焼く前の塩は振らないんです。

種類によるとは思いますが、魚に味が豊富なので、調味料なしで食べれちゃうことも多いんです!

マサバの場合は、自分は、食べる前に減塩しょうゆかポン酢をかけることが多いですが。

さて、これの半身を焼いたのが下の写真です。

見てくれは良くないですが、大好評でしたよ!

自分も、とても旨くて満足しました!

マサバの焼きと、カナガシラのみそ汁

昨夜、先週末高崎市場で買ったマイワシを丸のまま、そしてマサバの片側の半身を一緒にしてグリルパンで焼いてみました。

マイワシは体形が細長くなってきているし、マサバも白子や卵を抱えていることが多くなっているので、やはり確実に味は落ちてきています。

脂乗りだけでなく、身の味も落ちてくるんです。

子に栄養の大部分を与えてしまう訳ですから。

昨日の感じでは、まだあと少しの間は、焼きで美味しく食べられそうですが、マイワシは丸焼きはもうダメですね。

水気が多すぎて仕上がりが良くないんです。

さて、今晩は、マサバの残り半身を焼いて、

あと、カナガシラの味噌汁をちょっと手間をかけて作ってみました!

下の写真は、1尾50円(!)の刺身用カナガシラ4尾を捌いたものですが、左側の身は全ての骨をていねいに抜き取ってあります。

そして、右側は残りのアラで、アタマ、カマ、中骨、腹骨と周りの身などです。

これをていねいに湯通し、そして水洗いもしてからお湯の中に身とあらを分けて入れます。

そして、あらは味噌汁に入らないように、こんな感じで軽く火を通します。

味噌を投入したら、一煮立ちさせて出来上がりです!

あらの身をほぐしながら食べるのも美味しいので、自分の分だけこんな感じに盛り付けました。

今日の味噌汁の具はカナガシラの身だけでしたが、いい味でしたよ!

味噌は八丁味噌の方が合うかもしれません。

今度やってみますね!

カタクチイワシ、巨大メヒカリなど・・・

まず、カタクチイワシ(セグロイワシ)はどうやっても美味しだろうと思っていたので、素揚げにすることに。

結局、ひいた油が少なかったのて、油炒めになっちゃいました。

味は・・・

あれ~? っていうくらい、旨味がなく身もボソボソで美味しくなかったです!

唐揚げだともう少しは良かったかな・・・

次は、巨大メヒカリ! しかも刺身用でした!(小魚なのに1尾70円もした!)

この写真じゃ、大きさが良く分からないでしょう?

そして、脂無さそうだったけど、お腹を掃除していつもの焼きにすることに。

マイワシも一緒に。

このマイワシは中羽くらいですが、これでこのメヒカリの大きさが分かるでしょう?

さて、焼き上がりは・・・

うーん・・・ もうちょっとカリッとなるくらい焼きたかったんですが、焦げる部分も多くなりそうだったので、これで食べてみました。

マイワシはいつも通りの〇!でしたよ。

で、メヒカリはやや水っぽかったけど、旨味が強くクセのない味だね!と再認識できました。

メヒカリに目がない(笑)カミさんも喜んでいましたから!

そこで、残り1尾は、開いて水分を取ってから焼いてみることにしました。

さあ、またマイワシと一緒に焼いてみました!

もっと水分を抜いてから、焦げないように上手く焼けば充分いけそうでした。

脂が乗ってる時期のものなら、これくらいの処理をした焼きで最高に旨いはずだと思います!! 

また鮮魚買い過ぎました!

昨日は、鶴ヶ島で巨大メヒカリ3尾と、太刀魚の刺身を買いました。

メヒカリは凄く大きかったけど、脂乗ってないようなことを言ってました。

「から揚げで食べる魚だからねぇ」と言ってたので、この方は焼きでは食べないんでしょう。

土地ごとに食べ方の習慣もありますからね。

個人的には、脂乗ってる時の焼きの方が絶品だと思っています。

さて、太刀魚ですが、自分で刺身にしたことはあるんですが、こんな大きくてキレイに仕上がるはずないですね!

美味しかったけど、すごく締まってて硬めな食感でした。

そして今日は、角上アプリから、「生ニシン1尾120円!」の連絡が入ったので、所沢の角上へ行ってみました。

すると、宣伝通り大きくて鮮度のいいニシンが120円! 蒲焼きの試食もやってて美味しかったです!

水分抜いてから焼くのか聞いてみたら、「3枚におろしてタレに浸けてすぐ焼いたんですよ」と言ってました。

感心して生ニシン2尾買いました!

その後、千葉マイワシ大きいのをこっちで3尾選ばせてもらって、240円也。

マイワシいつ頃まで脂ありそうか聞いてみたら、やはり今までとは様子が違っているようで、今後もまだしばらく期待できるかもと言ってましたよ! (入梅イワシって言わなくなるかも?)

さらに、刺身に出来る鮮度の安いカナガシラを発見!

小さいけど1尾50円! 3尾買って汁物にすることにしました。

 

さて、今日の夕食は、この前買って水分を抜いてあるニシンの焼きと、クロソイの味噌汁です。

程よい脂乗りでカミさん大喜び! 自分も美味しいと思いました!

そして、今日の味噌汁は、汁の中には身だけになるように、骨の部分だけ全部ダシこしの中で煮たんです。

味もなかなか良かったですよ!

ご馳走様でした!

アニサキスにご注意!

「サバの刺身(しめサバではなく、生のサバ)は食べたいけど、アニサキスが怖い!」と聞いたことはないでしょうか?

このアニサキス症は、サバによるものが最も多く、他にイワシ、アジ、タラ、サケ、イカ、サンマ、ホッケなどでも起きるんです!

いずれの魚でも、生で食べた時だけの話です。

下の写真は、先日、生ホッケをさばいている時に見つけたアニー君(笑)です!

食後数時間で、胃に差し込むような強い痛みが出ます。

しばらくすると痛みは落ち着きますが、また数分するとグーッと強い痛みの波がやってきます。

一定の間隔をおいて起こったり止んだりする痛みは、アニサキス症の特徴だそうです。

同時に発熱や蕁麻疹などのアレルギー症状を伴うこともあります。

胃の痛みは虫体が粘膜に刺さった痛みではなく、このアレルギーによる痛みと考えられています。

(魚を食べてアレルギー症状が出た場合には、アニサキスアレルギーの可能性が結構あるということ) 

 

魚が生きているとき、アニサキスは内臓に寄生し、死ぬと筋肉へ移動します。

そのため、魚が新鮮なうちに内臓を取り除けば、アニサキス症になるリスクは低くなります。

また、アニサキスは、食酢での処理、塩漬け、醤油やわさびでは死にません。

アニサキスは加熱や冷凍(-20℃で24時間)で死滅するため、加熱または冷凍後に食べれば問題ないんです。

まあ、該当の魚を生で食べないようにすることが最も確実な予防法ではあるのですが・・・

旬を過ぎたハタハタと、脂ないホッケは?

この前、大きな卵を抱えたハタハタが美味しくなかったことを書きました。

意外なことに身だけでなく、肝心の卵も硬くて美味しくなかったんです。

あれから少し経った2月の初めに、産卵後と思われる安いハタハタをカミさんが買ってきました。

「旬の味覚」の表示は全く偽りじゃないでしょうが、「これ今まさに旬です!」とは言えないでしょうね。

鮮度が良かったので、いつもの蒸しにすることに。

我が家では、ハタハタはいつも蒸してポン酢で食べているんです。たまに焼きにしますね。

こうやってカマも落としておくととても食べやすく、中骨もスッと抜けるんです。

味の方ですが、脂なかったけど、まあまあでした。悪くなかったです!

あ、そして、カマの付いたアタマですが、焼いてコータ君にあげるんです! 喜びます!

さて、角上で安いホッケを買ってあったんですが、しばらく冷蔵庫でほっておいたので、ちょっと痛んでいました・・・。

そこで、2枚おろしにして、痛んでいたお腹の部分をそぎ落としてキッチンペーパーで包んでおいたんです。

うーん、脂乗ってないですね。小型で安かったしなぁ。(200円)

昨日の夕食時に「今日は魚ないの?」と聞かれたので、「美味しいか分からない焼きホッケ!」と言って食卓に出したのがこれです。

見事に脂なし!!

味は・・・

旨味も感じず、失敗でした!

ただ、北の魚に共通したボソボソした感じは、水分を抜くと良くなるのが実感できました。

「旬で脂乗りが良ければ、きっと美味しいハズ!」という感じは持てたので、次回に期待することにしました!

イシモチの刺身!

先週、鶴ヶ島ビッグマーケット内の鮮魚店(本庄鮮魚)で、目を疑うような大きさのイシモチを発見!

体長50センチ(!)はありましたね。

しかも鮮度が良く、刺身用と書いてあったんです! 刺身になる新鮮なイシモチに出合ったは初めて!

「ああっ、イシモチの刺身! 食べたいっ!」 とっさに思いました。

「漁師が漁船の上で食べる最高の刺身の一つ」と、どこかで聞いたことがあったんです。

でも1尾3000円ほど。しかも巨大だから食べきれない・・・

迷っていると、刺身コーナーで「さあ! イシモチの刺身だよ! イシモチの刺身!!」と大きな掛け声が。

急いでそこに行ってみると、鮮やかで美味しそうな刺身が1パック350円!

もう迷わず、これを買ってきました!

脂は乗ってないけど、身の色、血合いの色がいいでしょう?

その日の夕方の食卓に出しましたが、直ぐに完食! 美味しかったです!!(食感と旨味が◎)

ただ、旬は外れているようだったので、旬のものにもう一度出合いたいですね! 

 

ちょっと補足することがあるんです。

イシモチと言えば、普通シログチのことを指すんです。

また、シログチととても良く似たニベという魚がいるんです。

関東では、これらの魚はどちらも「イシモチ」と呼ばれているようなんですね。

なので、今回の刺身は、シログチではなくニベかもしれません。

真相を知るには、もっとこれらの魚に接しないといけませんね!

キゾイの味噌汁

先週末、キゾイという初めて見かける魚を鶴ヶ島で買ってきました。

「黄色のソイ」というネーミングなんでしょうね。シマソイとも呼ばれているようです。

小型ということもあり、2尾で300円でした。鮮度は良かったです。

煮付けにするには小さ過ぎるので、味噌汁に仕立てることにしました。

以前、クロソイの味噌汁が思いのほか美味しかったので。

その時の、湯通ししたクロソイと味噌汁はこんな感じでした。

では、キゾイをさばいてヒレ、エラ、内臓を除きます。

そのあと3枚おろしにして、血合い骨など抜ける骨は取ってしまいます。

アタマ、カマ(写真右上)、身が付いた中骨(写真左下)はいいダシが出る部分ですから、捨てずに身と一緒に使います。

さて、これらは全て湯通し(霜降り)をします。臭みを取るためです。必ずやりましょう!

自分は手間を省くために、沸騰したお湯の中にサッと入れて、すぐに味噌汁を作る鍋に移してしまいます。

本式のやり方では、湯通しのあとは冷水に浸けて洗うんです。

 

味噌汁に仕立てるのは、カミさんにお願いします。

さあ、仕上がりはこんな感じです!

この味噌汁の味なんですが・・・

魚からのダシが思ったほど出ていませんでした。

魚が小さすぎるとか、旬を外しているとかだと、残念なくらい魚の味が出ないんですね。

あ、魚以外のダシは使わない方がいいです!

魚からのダシだけで仕上げた方がいいと思います。

究極のやり方は、調味料は塩だけ!という汁があるくらいなんですよ。 

それから、骨の処理もまだ上手くいってないんです。

食べる時に、骨が気にならないくらいにはしたいんです。

再挑戦してみますね!!

あれ? 旨いぞ! ニシン!

今まで敬遠してきた鰊(ニシン)ですが、ちょっと工夫してみようと思っていました。

まずは脂乗りが良く鮮度が良いというのが大前提なんですが、

「身の水分を出来るだけ抜いてから焼く」という手です。

以前なら外に干して干物にしていました。

干物も美味しく仕上がるんですが、唯一の欠点は脂の酸化なんです。脂焼けが起きるんですね。

いい脂(不飽和脂肪酸を成分とした脂)を沢山持っている魚ほど、脂焼けを起こし、それを感じやすいと思います。

脂焼けについての実感は、例えば、干物と基本的に脂焼けを起こさない缶詰とかで比較してみて下さい。

缶詰より干物の方が美味しいと思いますが(笑)、干物は脂焼けのマイナスポイントがあるんです。

そこで最近は、出来るだけ空気に触れないよう、また低温で水分が抜けるよう、ペーパーで包んで冷蔵庫内に数時間寝かせる方法を使っています。

さて、今回は鮮度のいいニシンが手に入ったので、このやり方で塩焼きにしてみようと思います。

お腹に大きな白子を持っていたので、これだけ別にして太マイワシと一緒に焼きました!

このジュウジュウ脂はマイワシから出てきたものです! 結局この脂で焼いた感じですね。

マイワシはもちろん、この白子、すごく美味しかった!

では、ニシンの半身をマイワシと一緒に焼いてみます。

マイワシ(脂乗りすごい!)はカミさんの分、ニシンは自分の試食の分です。

焼けましたね!

あれ?

脂はそうでもないと思っていたニシンですが、結構脂ありますね!

自分は早速ニシンをちょっと切り取って自分の小皿に乗せて食べてみたんですが、「ああっ!すごく美味しい!」

脂と相まって身の味がとてもいいんですね!

で、続きを食べようと思ったら・・・

何と、残りはカミさんに「美味しい、美味しい!」と食べられてしまって残っていませんでした・・・!(笑)

ニシンは身に水分が多く、身質はボソボソする傾向があるのでこれが欠点といえば欠点なんですが、味は◎でしたよ!

さあ、これで皆さんにニシンの美味しさが伝わったでしょうか?