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何でも雑記

まさか正義がないがしろにされるはずはない! そう信じてる!!

 

 ウクライナにとっては、自国の国民が初めに殺されたのに、

これ以上の殺し合いになるから手打ちにしろと言われたようなもの。

トランプから見れば大岡裁きをしていると思っているのかもしれないが、

当事者にしてみればたまったものではない。

自分の周りしか見えていないから、支持者は多いがまさに裸の王様だ。

別の記事で王様と称したそうだが、なかなか核心をとらえた表現と思う。

アメリカにミサイルが落ちたとき、同じような態度をとれるのか。

それがトランプの政治家としての真価となるだろう。

 

 今回の紛争、遠因は色々とあるだろうし、ウクライナ国内でも、様々な衝突はあっただろうが、

国家の垣根を超えて、先に武力を行使したのはロシア。

ロシアがウクライナより国力の小さな国家だったら、武力行使は行わなかったのでは。

国家間の紛争解決に武力を用いない、と言う思いが、国連発足の大切な理念の一つだったはずで、

常任理事国のロシアが、その理念を踏みにじることは、いかなる理由があろうが、容認できない。

アメリカも常任理事国の一つであるからには、

「まず双方が武力行使を止めて軍を引き、紛争前の国境を尊重し、

その上で、紛争の原因を解決し、新たなルールを共有する、というプロセスを、双方に納得させる」、

それが、世界一の大国であり、世界に影響力を持つアメリカの使命だろう。

常任理事国が我欲に走り、力による国家間紛争の解決の片棒を担ぐのなら、

国連は有名無実の存在と化す。

 

 トランプは、ことの起こりを軽く見すぎている。

あるいは、自分が世界のルールになることで、アメリカが偉大になると思い込んでいる。

ウクライナ問題は、ロシアの侵略から始まった。

このことをスルーしてはいけない。

トランプからすれば、とにかく停戦させれば、ノーベル平和賞になり、

後はどうでも良いのだろう。

しかし、そんなことをすれば、

当然、力が正義と言うことが新しい国際原則になり、やった者勝ちの世界になってしまう。

停戦は必要だが、ロシアに領土を与えて終わりとしては、第二第三のウクライナを産むことになるだろう。

アメリカはヨーロッパと共同歩調をとりながら、

グローバルサウスをロシアから引き剥がす努力をすべきなのだ。

 

 侵略者側のロシアとは一方的に交渉に交えておいて、

被害者のウクライナを交渉の場にすら呼ばない。

その時点でウクライナを蔑ろにしている今回の停戦交渉。

大国主義で停戦交渉進められると思ってるトランプの思い違い。

当事者間の合意あってこその停戦交渉。

 

 ウクライナの立場に立てば、

ロシアに再び侵略の機会を与えるような停戦を、

クルスク州に侵攻しているというカウンターカードも持っている状況で簡単に認めるわけがないことが、トランプには理解できないらしい。

ウクライナを自分の思いどおりにコントロールできると本気で考えているなら、

もうまともな判断力がないと思わないといけない。

余裕や自信をまったく感じない。

実際、そんなものを持てる方がおかしいのだ。

 

 トランプよりゼレンスキーの方が苛立っていると推測します。

このまま停戦なら、ロシアに領土割譲、アメリカに資源貢納で、

頼みの欧州は当てにならず権益を貪る事の計略策定中、

さらに交渉したければ「選挙実施」と困難な事を押し付けられる。

ゼレンスキーは、どの様な選択をしても後に誹謗される可能性は高いと思われます。

ただ、クライナの自主と平和を勝ち取る未来に向けて悔いのない様にです。

この様に困難な状況で投げ出さないのは、尊敬に値します。