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2019年8月の記事一覧

追憶の夜行列車(1)

今晩は学校に宿泊で時間もあったので、ちょっと恥ずかしいんですが、短い文章を書いてみました!

ここに出てくる中学生は、昔の多感なころの自分です・・・

(2)は書けるかなぁ・・・

 

<追憶の夜行列車(1)>

 彼も、もう中学校1年生になっていた。

その年の夏、突然、父親が広島の実家に帰省すると言い出した。

彼も一緒に連れて行くと言う。

彼はもう嬉しくて嬉しくて、帰省当日が待ち遠しくてしかたがなかった。

まずは、大好きな夜行列車に乗れるからである。

帰省前夜は興奮して眠れないほどであった。

当日の夜、鹿児島本線小倉駅に向かうバスの中でさえ、もう全く未経験の特別な旅であるような感覚の中にいた。

父から急行座席指定券、乗車券の2枚を受け取るところから、ワクワクする儀式のようであった。

大きな構えの国鉄の駅舎に着き、長い通路を歩いて階段を昇り降りし、ようやく到着ホームに立てる。

内側からの明かりで照らされ、1年中消灯されることのない時刻表を目で追ってみる。

普通列車、特急寝台列車に混じって、2人が乗る列車「寝台急行日南3号新大阪行き」がはっきりと記されていた。

座席指定券を渡されているのだから、今回寝台車には乗れないとは思っていたのだが、「寝台急行」の表記に、もしかすると寝台車両に乗れるのかもと、かすかな期待を抱いていた。

この列車は、はるか南の日豊本線都城駅をディーゼル機関車DF50に牽引されて発車し、小倉駅でステンレス車体の海底トンネル専用電気機関車EF81に付け替えられるのである。

当然のことながら、鉄道好きの彼はこの機関車付け替え作業の一部始終を見守っていた。

電車と違い、機関車がけん引する列車では、動力源が機関車だけに集中している。

そして、機関車はけた違いに重い車輛である。

そういう訳だから、このマッシブで鉄のかたまりのような車輛が近づいてくる時に発するエネルギー、特に音は、感動して鳥肌が立つような迫力を帯びている! いや、人によっては怖いというかもしれない!

今思えば、だんだんと近づいてくるこの強烈な音のかたまりは、オーケストラがクライマックスに向かっていく時に発して押し寄せてくる音の波にそっくりである!

この地域では珍しい電気式ディーゼル機関車DF50を見送ったあと、彼はわざと寝台車輛のデッキから列車に乗り込むのだった。

一人旅も大好きだった彼にとって、寝台車に乗れることほど嬉しいことはない。

52センチ幅の狭い寝台!

下段は走行音が大きいが揺れが少ない。上段は揺れが大きくてはしごを上らなくてはいけないが、レールの音が小さくて荷物スペースも広い。中段はわずかな窓のすきまからちょっとだけ夜景が見える!

もう一つ、今では考えられないかもしれないが、日中の下段は、上中下段の座席でもあるのだ。

なので、中上段の人が上にあがってくれるまで、下段の人は横になることも出来ないのである!

この3段の寝台スペースは、深夜は通路の明かりが暗くされた中、厚手のカーテンで仕切られた個室に変身するのだ。

あちこちのカーテンの中からは、レール音の伴奏に乗った寝息が静かに聞こえてくる。

中にはいびきをかいてる人もいる。

もちろん、彼が寝台車に乗るときは、眠ったりしない。

この最高に夢のある夜行列車の旅を、1分でも長く味わっていたいのだ・・・

(続く)

今日は部活動合宿に参加!

今日は1週間ぶりの朝補講のあと、部活動の合宿に1日だけですが、お手伝いをしています。

なので、久々に学校に泊まりです!

先ほど、1時間ほどの通し稽古を観たのですが、作品の内容は難しく、やはり全部を把握しきれていません。

高石 紗和子さんの「盲聾 Blind of Deaf」という作品でした。

そんな時は、初めて聞く音楽に自分が接する時のように、役者さんの声そのものを一生懸命聞いていました。

その音に、その声に、どれだけ気持ちがこもっているか? どれだけ生命力が感じられるか?

役者さん自身のその部分への想いは、少しは感じ取れたような気がします!

 

さて、もう一つ自分に依頼された件があるんです。

依頼されたのは、演劇会場で使用するアンプの修理です!

写真は icloud から自分の cloud に自宅で移送しないといけないので、画像と共に内容は明日以降に載せますね。

職場の物理室のケーブルやパーツを使って Test が色々と出来たので、故障個所がおおよそ特定できました!

何とか直りそうな見通しです!

うれしい!! 

繁栄と引き換えに失った心

もう20年も前の、瀬戸内寂聴さんの文章ですが、読んでみて下さい。

自分は、現代人も多かれ少なかれ気付いていて、心に突き刺さっている内容だと思っています。

でも、現状に悲観せず、行動できることを実践していきたいと強く思っています!

そして、考え方についても、

変えていかなければならない点、または昔に戻った方がいい点があると思います。

失った心は、きっと取り戻せるはずです!

取り戻したいですよね!!

 

繁栄と引き換えに失った心(瀬戸内 寂聴)

 二十世紀を振り返ると、目覚ましい科学の進歩をあげなければならない。

八十年近くも生き、大正、昭和、平成三代を見てきた私は、自分の生涯の中で、今ほど悪い時代はなかったように思う。

あの愚かな戦争の時代さえ、聖戦だと教え込まれ、洗脳されきっていた私たちは、奇妙に明るい空気の中にいた。

正義の戦争に勝たねばならないという意気に燃え、張り切っていた。

だまされた国民の愚かさをわらう前に、戦後半世紀たった今の日本の、信じられない復興と繁栄を前にして、それとひきかえに失ったものの大きさに茫然(ぼうぜん)としてしまう。

私の子供時代は、四国の田舎町には、電話のある家は少なく、ラジオは金持ちの家にしかなく、扇風機の廻る家も数えるほどであった。

しかし、井戸水はおいしく、かまどで炊いたご飯はおかずがいらないほど美味で、つつましい食事で成人病はほとんどなかった。

学校は楽しく、テレビもない代わり、家庭には団欒(だんらん)と笑い声があった。

先生は頼もしく、医者は親切で、僧侶は博学で清らかだった。

今世紀もあと一年という今、それらのよき思い出はすべて消え果ててしまった。

人は与えられた定命にさからい、何としても長生きしようとあがき、臓器移植術はすすみ、クローン人間まで生まれそうな気配である。

人間の限りなき欲望のため、自然は破壊され尽くされようとしている。

目前の便利と利欲のため、人間は魂まで売り渡すようになってきた。

このままで、人間は二十一世紀に生き続けられるだろうか。

日本は滅びへの道を回避できるのか。

見失い、あるいは捨てられたあたたかな心を、取り戻すことが出来るのか。

こういう危機感に切実に怯えるのは、年寄りのたわいない老婆心と、嘲笑(ちょうしょう)を買うだけのものであろうか。

棒ノ嶺 白谷沢コースは、猛暑の中すごく快適でした!

 今日は、天気予報で晴天だと言っていました。

夏休みの残りで、数少ない好天の日かもしれないと思い、前日のうちに近場の登山に行くことを決めていました。

ただし、今年の最高気温が出るかもしれないとも言っていたので、どこに行こうか迷っていました。

まずは、コータ散歩のあと、いつもの12キロ速歩。

7時半に帰宅したのに、もう汗ビショ!

シャワー浴びて一息ついてから車で名栗方面へ出発。

山は名栗の棒ノ嶺、コースはいつもの滝の平尾根コースではなく、白谷沢コースに決めました。

ルートが短いのと、沢沿いなので涼しいかなという見通しです。

で、登ってみた感想は、沢沿いの道はもの凄く涼しくて驚きました! まるで空調の風を受けているよう!

暑い時期は、この白谷沢コースおすすめです!

さて、いつもの河又駐車スペースに車を停めます。 河又駐車場から蕨山方面 

ここから登山開始です

 

 

有間ダムに着きました

 

 

ダム周回道路の端が白谷沢コース入口です

 

 

 

白谷沢の中を歩く道に入りました。沢の中と言っても水量は少なく、初心者でも大丈夫です!

 

小さな滝がちょくちょく現れます

 

 

 沢伝いの道が終わると、やっぱり暑い!

 

いつもの岩茸石。白谷沢コースから登るとこの岩茸石は通過しません。

 

これが有名な(?)看板なんですが、「熊」を「態」と間違えて作っちゃったんですね。

同じひな形で作ったらしく、この間違い看板があちこちにあるんです。

この間違いはご愛敬ですが、作って設置した方は大変だったと思います。

作った人の苦労と、気持ちだけは分からないといけないですね!

 

山頂が近づいてくる時、解放への喜びをいつも感じます!

音楽が最後のクライマックスで勝利や解決を得るのと同じように。

 

山頂からです!

 

 

 

今日の汗は凄く、全身ビショビショで短パンから汗がどんどん登山靴の中に流れ落ちている状態でした!

山頂で、この状態のまま丸太に座って放心状態を味わっていたら、(笑)

ウシアブに汗ビショのお尻を噛まれてしまいました!

ウシアブに噛まれたことありますか? ちょー痛いんですよ!

 

30分ほど山頂でボーっとしていました。

さて、下山しますか。

登山道が崩落して、う回路が出来ていました。

 

やっぱり沢沿いの道はとっても涼しかった!

 

 

 

登山道入り口の水場は枯れていました

ここからは、駐車場まで車道歩きです

 

アゲハの仲間が、道路に滲み出してきた水を吸っていました

 

有間ダムから

 

日帰り温泉さわらびの湯

バスと電車で帰る人は温泉に入りたいでしょう。

温泉に入れなかったら、汗を拭いて、全部着替えれば何とかなります!

トイレで着替えたらどうでしょう?

自分は、ごめんなさいっ!と言って、自分の車の陰でサッサと全部着替えてしまいました!(笑)

 

白谷沢コースは、本当に久しぶりだったんですが、真夏の暑い時期にこんなに快適だとは! 驚きでした!

また来ますね!

再び、韓国と日本のこと(2)

(1)からの続き

 

◇若い判事がやりたい放題

 【朝鮮日報デスク】

 反日感情は10年前と比べられないくらい減っています。

居酒屋では「日式」として、日本酒とか刺し身を扱っていますし、ドラマ「怪しい家政婦」は日本の「家政婦のミタ」のリメークだと知ってみんな見ています。

むしろ、日本のものは以前より受け入れられています。

反日教育という意味では、幼い頃から日本について学んでいるから、良いところは全然ないと考えてしまう部分もあります。

うちの6歳の子どもが保育園で最初に学んだ歌は「独島わが領土」です。

「官治経済」といいまして、政治が経済を支配する時代が続きました。

それがクリーンになり、自由になりました。あとは企業家が自分の力を出せるようになった。

半導体分野などは、日本の協力が欠かせませんでした。実際、今も協力関係にあります。

国際分業の中で、韓日は密接な関係にある。

安倍政権は、韓国では極右と思われていますが、普通の考えも持っています。

慰安婦や拉致問題などは違いますが。

外交面では優先順位が違いますね。安倍首相が大事にする日本人拉致問題は、こちらでは大きくはありません。

一番は(北朝鮮の)核問題です。

徴用工問題は新日鉄住金(現日本製鉄)とポスコの株の問題を注視する必要があります。新日鉄住金はポスコの株式の3%を持っています。これが差し押さえられる可能性もある。

昔ならこんな(日本企業に賠償を命じる)判決は出ません。

若い判事がやりたい放題やっているから急にこんな判決が出た。

一番の心配です。これは困ることになります。

ただし、メディアが韓日条約で解決済みと書いたら、国民から攻撃の対象になります。

だから、どのメディアも法的な問題を指摘しないのです。徴用工被害者に配る資金をポスコなどに投資したことは事実ですから。

安倍政権の公式の談話自体は素晴らしいと思います。

ただ、問題なのは、政治家がその談話と違うことを発言するからなのです。

 

◇政治とビジネスは別

 【韓国ビジネスマン(日本と特に関係ない)】

 日韓関係については微妙です。正義を判断するのは難しい。本やドラマで文化を楽しむこともあるので、いい悪いを考えるのは微妙です。

両親は戦争の世代ではないが、祖母が日帝時代を知っているので、話は聞いています。

日本人と接触することはほとんどありません。でも、日本のアニメなどは好きですよ。

独島については、われわれは小さい時から自分たちの領土だと知っています。

なぜ日本人が論争を起こすのか、分かりません。歴史に客観的な資料があり領土だと言っているのに。

たとえ韓日が取り合いになっても、韓国が実効支配しているので日本が欲張りに見える。

 

◇韓国は相手が失敗すれば喜ぶ

 【延世大学教授(右派)】

 両国関係が悪くなっている。お互いに理解しようとしていない。韓国は相手が失敗すれば喜ぶ傾向にある。

私は、天皇制について研究したいと考えています。

韓国では、それを全部悪いと批判しているが、実際にカリスマ性を維持し、存在している。

世襲はよくないと批判されている中で存在している事実を、否定的ではなく客観的に研究したい。

韓国では、天皇制は植民地時代の記憶になるが、日本ではいいという。

韓国で日本を研究している人はいますが、植民地、慰安婦、在日のことばかりです。

独島に関しては、歴史的に見ても韓国人が生活していた島だという認識です。

もともと韓国領土なのに、日本が自分の物だと主張している。

独島の海洋資源を奪おうとしている。そういうことで怒っています。

 

 【日系企業社長】

 韓国と日本の政治は、ビジネスには関係がありません。運命共同体だからです。

日本の技術力と韓国のコストパフォーマンスを一緒にすれば本当に力になります。

そうすれば、中国のマーケットをわれわれのものにすることができる。逆にバラバラだと中国の企業が伸びてしまう。2カ国の力を合わせたい。ビジネスをやっている人間はみんなそう思っています。

 

◇さあ、どうする

 「政冷経熱」といきたいものだと甘いことを考えていたら、「国交断絶しろ」などと国会議員が言いだすほど、日韓関係は悪化してきた。

韓国のサムスン電子やLG電子は、日本企業の大事なお客さまだ。

特に、部品や素材製造企業にとっては、もはや日本企業よりサムスンやLGの方が大得意になっている。

しかし、今のような政治情勢になれば、先行きは暗い。

もう一つ、ここでは採り上げていないが、日本には在日韓国人として大活躍している芸能人、文化人、企業人らが多くいる。

ところが、彼らのことを知り、尊敬する印象は受けなかった。

特に、旧セヌリ党の国会議員は、日本で在日の文化人が多く存在することすら知らなかった。

お互い人的、文化的交流があまりにも少ないのではないか。

また、若者も幼いころから反日教育を徹底されているので、日本に関心を持っていない者は皆、日本嫌いになっているようだ。

日韓関係改善には若者の交流がさらに必要だ。

しかし日本には、あまりにも(日本から見た場合)ゴールポストを動かし過ぎる韓国に疲れている空気がまん延しつつある。

さあ、文在寅大統領が日本に歩み寄るのか、安倍晋三首相が歩み寄るのか。

今、両国の世論をにらみながらの外交が水面下で展開されているのだろう。 

 

以上です。

どうでしょうか?

少なくとも、日本政府の公報、教科書でさえも、「これが正しい」とは言い切れない事が分かったように思います。

これら紹介した話の中にも、国、マスコミに植え付けられてきた知識、考えがある事が分かります。

それを鵜呑みにするだけで、考えも調べもしないというのは、とても恐ろしいことだと気付かされます!

人一人が、客観的な情報、知識を得る努力が必要だと強く感じました!