美味しい魚のはなし

今日は美味しかったかな?

オニアジ、オアカアジのから揚げ

 脂がそれほど乗っていない青魚の調理ですが、鮮度抜群の時なら、刺身かマリネだと思います。

塩焼きや煮付けだと、残念なほど美味しく仕上がりません!

他の手はないのか?

自分は、油焼きか、から揚げをおすすめします!

例えば、ソテーやポアレ。

又は、素揚げやから揚げ。

ソテー、ポアレなら洋風の味付けになると思いますが、

素揚げ、から揚げなら和風の味付けでいけますね!

自分は、調味料を極力使わない素揚げやから揚げが好きなんです。

塩も使いませんが、下味の塩ちょっとくらいなら使ってもいいかもしれません。

とにかく、脂乗りが悪い時は、油を足してあげるだけで、ウソみたいに美味しくなるんです!

我が家では、エクストラバージンオリーブ油を使っていますが、和風仕上げでも違和感はありません。

 

で、先日のオニアジ半身とオアカアジ残り1尾を、昨夜から揚げにしてもらいました!

 

旨い!!

味はもちろん、食感、身質もいいんです!

皮下の脂も美味しい!

オニアジの方が旨味が強いけど、血合いが多い分焼き上がりがちょっとだけボソッとした感じ。

オアカアジは淡白だけど、旨味が足りない感じではありません。

クセのないいい味です!

どちらも、減塩しょうゆをちょっとだけ付けながらいただきました。 

美味しかったです!

また出会いたい魚たちでした!!

オニアジは皮引きが難しい! 鬼のような皮!

 オニアジを捌いて、三枚おろしにして、最後皮引きをしたんですが・・・

身に皮がしっかりと付いてるし、ぜんごが硬く、そして広い範囲を覆ってるんです。

悪戦苦闘してやっとここまで皮が取れました。

自分は胸側から包丁の背でこそぐように皮を引きましたが、これ以上は皮が取れませんでした。

 

この後ですが、手で皮をめくるように剥いたので、身がはがれて汚くなってしまいました。

そこで、反対側は、包丁の刃先を寝かせて皮引きしたら何とか全部剥き切れました!

でも、やはり大変でした!

右手は包丁を持ち、左手は皮を引っぱっているんですが、皮と身の間にある脂のせいで滑りまくるんです!

やはりうわさ通り、オニアジの皮引きは「鬼」でした!!

 

さて、肝心の料理の方ですが、

半身分は、刺身にしてから和風マリネに仕上げました。

 

 

マリネ液に一晩漬け込んだものです。

写真上がオニアジ、下がオアカアジです。

オニアジは血合いの部分が特に大きいでしょう?

味は濃厚で、旨味の強い美味しい身でした!!

皮下の脂も味を引き立てていると思います。

自分は血合いは気になりませんし、欠点にも感じません。

あと美味しかったのが、アラで作った吸い物です!

しょうゆだけで味付けする吸い物は、魚の味がホントに良く分かりますし、

「シンプルで真に旨い!」んです。

最高の鮮度の魚で一度は試してみて下さい!!

味付けは、ぜひ薄口しょうゆだけで!

(鮮度が良くないと、味もダメだし臭くなっちゃうのでやめましょう)

 

残りの半身は、今晩この後、から揚げにしてもらいます!

楽しみです!

鬼アジ!?

 出先でも鮮魚を買ってしまうことがあります。

イキがいいとか、丸々太ってて元気そうだとか。

そういう時は、

「今買ってどうすんの?」

「いつ捌いて、いつ食べるの?」

等と言われても、もうそんなことは耳に入りません!

明日になれば、この美味しそうな魚たちにはもう会えないかもしれないんです!

で、土曜日に買ったのは、「オアカアジ」2尾と、

もう1尾は、見たこともない、存在感あり過ぎの、お化けみたいな「アジ」!!

 

レジに行きかけて、これ普通のアジじゃないから魚専門の方に聞いてみよう! と引き返しました。

「ああ、これ、オニアジっていうんだよ」

「こっちは、ムロアジね」

へえーっ!

オニアジだって! 鬼?!

ホント、この顔と体格は普通のマアジから比べると鬼ですよね!

一方のオアカアジの方は、「オアカムロ」等とも呼ばれるムロアジの仲間なんです。

 

帰ってから、まずは水洗い。

わあ、どっちの魚も体が柔らかくなってない!

 

そして捌いてみると、お腹の中が傷んでない!

今までの中でも最高ランクの鮮度でした!

脂乗りの方は、最高ではないにしても、まあまあじゃないかって感じでした。

「これは刺身かマリネだな」ということで、ウロコを落とし、ヒレとアタマを取って、

さらにカマを切り落とし、水分を拭き取ってからキッチンペーパーで包んで冷蔵庫で寝せてあります。

さて、オニアジのウロコ落としなんですが・・・

このウロコは、「鬼!」でした!

いったいこれは何なんだ! というくらい小さいウロコが身にしっかりとくっついているんです!

ぜんごも全く取れる気配がありません。

専用のウロコ落としを使ってもダメなんですから!

皮引きをする時、ウロコと皮がキレイに身から離れてくれるよう願っています。

その様子は後日報告しますね!

真いわし若干?

 

 スーパーでこれ見た時は、

魚の方だけ見て、「これ旨そう!」と選んだんです。

あとでこのラベルを見て「まいわし、じゃっかん?」

ああ、いわしが豊富に獲れる地だから、「少しですがどうぞ」って意味?

とっさにそう思ったんですが、何か変な感じ。

ああ、これ「わかぼし」か!

そう思い直して、漢字を検索してみました。

すると、「若干し」とは、丸ごと干した干物とか、固くならないよう柔らかめに仕上げた干物とのことだそうです。

一夜干しなんかもこの類じゃないでしょうか?

そして、昨日の夕食に焼いていただいたんですが、旨かった!!

脂乗りがいいのに脂焼け全くナシ!

グリルパンで焼くといいですよ。

また食べたい!!

 

 

あー美味しかった!

と思いながら再度調べてみると、

「若干」をわかぼしと読むのは間違いだと書いてあるんです!

ずいぶん調べたんですが。

でも、この干物はどう考えても「まいわしわかぼし」と読むのが正しいと思います!

電話してみようかな?

あ、正しい読み方にこだわるつもりはないんですが、電話すると面白い話が聞けたりするんですよ!

ブリを何とか克服したい!

 実は自分はブリが好きじゃないんです!

小さいころは、刺身も煮つけも食べていたんですが、

最近は、あの独特の臭みが気になって食べなくなってしまいました。

ブリ大根なんて好きじゃありませーん!

 

 さて、ブリについて調べてみると、昔から実に様々な活用法(食べ方)があり、

普段は一般的に出回らない高級なヤツもあるんだと書いてありました。

いずれ、そういう料理や高級なブリにも出会いたいとは思っています。

で、自分は、普通に出回っているランクのブリを何とか美味しく食べれないか調べているんです。

養殖じゃなくて天然物で。

最近、特にブリが沢山獲れているそうですし。

さて、ブリが嫌いな人のための調理法は、味付けで何とかしようという手が沢山紹介されていました。

味をつけて臭みを隠すんじゃなくて、何か他の手はないものか?

あ、ブリの干物はすごく興味があります!

いずれ食べてみたいし、自分でも作ってみたいんです。

 

すぐにでも出来そうなのは、ブリの唐揚げですね!

ちょっと、こんな面白いブログを見つけたので、紹介させていただきます。

 

<お魚嫌いな子供も大満足!ぶりの唐揚げの簡単レシピ>

 唐揚げという料理を考案した人に心からの感謝の気持ちを送りたい。

唐揚げとは鶏だけではない。

魚でも唐揚げにさえすれば子供は大喜び!踊り狂う!という、唐揚げ最強説を私は信じている。

お魚は大好きなうちの子供ですが、ぶりだけは大嫌い。

ぶりの照り焼きも無理。

ぶり大根なんてもってのほか。

それでもぶりが出回る季節にはぶりを買いたくなる母(だって安い)。

そんなときにはみんな大好き唐揚げくんにしてしまえばなんとかなるんじゃね?

と子供の舌を舐めきってかかることにしました。

で、出来上がった唐揚げですが・・・

子供、バクバク食べてました!

母の手にまんまと落ちたようです!

さすがは子供が好きなお料理ランキング上位に君臨し続ける最強おかず!

「これな~!あなたの嫌いなぶりやで~!」

とドヤ顔ネタ晴らしで私の爽快感と達成感もマックス味わっておきました!

ごちそうさま!

 

うーん、これ真似してみようっと!

巨大ハタハタの蒸し 旨かった! 

 鮮魚コーナーで巨大ハタハタ2尾入りパックを見つけました!

多少高くても、大きなハタハタはここらでは見かけないので、自分がお金を出して買いました!(笑)

 

大きい方がメス、小さい方がオスでした。

鮮度もイイので、迷わず蒸すことに。

アタマとヒレを取ってお腹を掃除。

ハタハタのお腹内部をキレイにする時は、

白子や卵はそのまま外れないようにして、内臓と血合いだけ除いて洗います。

これだけ大きいと、カマは捨てない方がいいですね。

25分ほど蒸しました。

 

ポン酢に着けながらいただきました!

旨かった!!

これで脂乗りが最高の時ならもっと旨いはず。

それに、白子や卵が大きくなる前だったら魚自体がさらに旨いはずなんです。

研究の余地アリですね!

頻繁に鮮魚チェックしましょう お得な鮮魚買えますよ!

 鮮魚特に丸魚を豊富に並べてくれている魚屋さんは、鮮魚専門店だけに限りません!

スーパーや百貨店の中にもイキのいい鮮魚コーナー見かけることあるでしょう?

丸魚が得意な店舗があるのも確かだと思いますね。

我が家では、地元はもちろん出先でも鮮魚コーナーを必ずチェックしてるんです!(笑)

下の写真は、先日、高麗川駅近くのスーパーで見つけたメギスのパック売りです。

うわっ! やすっ!

これだけ入っていて270円でも激安なのに、さらに半額になってる!

 

安いけど、全部3枚おろし大変だなぁ・・・

でも、買うしかないでしょ!

次の日の夜、やっと、夕食前に全部さばいたんですが、15尾も入ってました!

ウロコとヒレとアタマ取って、お腹出して掃除して、1尾ずつキッチンペーパーで包んで冷蔵です。

後日、唐揚げにしてもらいましたが、美味しかったです!

 

うーん、そろそろ外気で丸干し作れる季節になってきましたね。

メギスの丸干し、ぜひやってみたい!

メヒカリ唐揚げの三杯酢あえ

 メヒカリ(アオメエソ)は秋ごろから脂が乗ってきて、冬1月頃からが旬のようです。

最近店頭でも良く見かけるようになりました。

で、今はまだ脂乗りが良くないので、塩焼きではなく唐揚げがいいと思います。

今回はカミさんにちょっとアレンジしてもらって、唐揚げにしてから三杯酢に漬け込んでもらいました。

 

 

この調理法もアリですね!

旨かったです!

ただ、脂乗ってない時のこの魚は淡白な味なので、調味料の味が勝っちゃう感じはします。

唐揚げにして塩をちょっと振るだけとかでもイイと思います。

メギス三枚おろしの唐揚げ

 最近、鮮魚が高くて困っています。

値が高いのに体形が細かったりするんですから、悲しくなっちゃいます・・・

こんな時、目を付ける魚は美味しくて安い魚!

えっ? そんな魚いるはずないって?

 

例えば、沢山獲れて鮮度落ちが早い魚は安くなる傾向があります。

時期によって大量に獲れる魚とかも。

小さい魚は処理が大変なのでやっぱり安くなるとか。

 

今、日本海側で大量に水揚げされる「メギス」に目をつけています。

所沢の角上魚類でも普通に見かけるんですが、ここらで見かけるのは鮮度がやや落ちてるんです。

これが群馬前橋あたりだと、明らかに鮮度がイイ!

面白いでしょ?

群馬の方が鮮度がイイって。

日本海側で水揚げされる魚なら納得できますよね。

さて、群馬みどり市のツルヤに生きの良さそうなのが居ましたよ!

 

メギス(ニギス)はクセのないイイ味の魚なんですが、

 ① 身に水分が多い

 ② 身に脂がない

 ③ 中骨が硬め

 

こんな感じだと、メヒカリと同じように丸ごと唐揚げにしてもちょっとダメな感じです。

そこで、ペーパーで包んで水分を抜くのは必須。

自分は今のところ、手をかけて丸干しにするのが最良じゃないかと思っています。

でも、この陽気で干物なんか出来るわけないですから、三枚おろしの唐揚げでいってみます!

アタマは割って、カマはむしり取って、取り除いた内臓と一緒にオーブンで焼きます。

あ、中骨は大名おろし風にそぎ切って、これも一緒に焼きます。

クッキングペーパー上で焼くといいです。

アタマ以外は美味しくいただいて、アタマだけワンコ達にあげます。

喜んで食べますよ!

さて、おろし身は、キッチンペーパーで包んで冷蔵庫で寝かします。

さらにロールペーパーで包むと水分が良く抜けますが、

寝かし過ぎるとペーパーが身にへばりついて取れなくなっちゃうので注意!

さて、夕食時にかたくり粉か米粉をまぶして、フライパンで唐揚げ風に焼きます。

少量の良質の油で炒めるように揚げるんですね。

 

ほんのわずかに塩を振ってから揚げてもいいんですが、

味付けは、食べる前にちょっとの塩、ちょっとの醤油などでもいいと思います!

ホントにクセがない、でもしっかりした旨味を感じられる魚です!

ひと手間かけて、この魚の良さを味わってみて下さい!

「初サンマ」に豊洲関係者も驚く高値!! そして今季の見通しは・・・? 

 秋の味覚サンマが21日朝、東京豊洲市場に今シーズン初めて入荷した。

例年、漁の解禁直後の7月中旬にお目見えしていた「初サンマ」。

近年の不漁を反映するように、今年は8月後半に入ってようやく初水揚げとなった。

産地では、合計1.6トンの水揚げがあり、

競りの最高値が1キロ当たり13万円(!)にまで高騰した。

豊洲市場に運ばれてきたサンマは、このうちの約500キロ。

わずか10匹(1.1キロ)だった昨年7月の初荷に比べて急増したものの、

今年も低調なスタートとなった。

一方で希少な初物だけに、入荷した中で最も大きい1匹130グラムサイズの卸値は、

1キロ当たり20万円(!)を付け、

同市場で過去最高値だった昨年(同12万円)を大きく上回った。  

高級クロマグロでもめったに出ない「ご祝儀相場」。

1キロ単価では、今年1月に豊洲市場で行われた初競りの青森県大間産

「一番マグロ」(1キロ当たり17万円)

を超えた。(!!)

1匹の価格に換算すると、何と2万5千円!!

価格が高騰しやすい初物とはいえ、

以前よりも脂が薄く細いサンマが、身質や脂乗りなどが高く評価された大型マグロのキロ単価を上回るのはきわめて珍しい現象だ。  

一方でサンマは、買い手が競い合うほど値段が上昇する競りではなく、

業者同士の交渉による「相対取引」で価格が決まる。

過去入荷が潤沢だったときのサンマ価格は、1キロ当たり500円前後だったが、

今回の「競りでもまれな超高値」に驚きの声が広がった。

これらのサンマは米国向けに輸出されたほか、都内のすし店などが仕入れたという。

このサンマとは別だが、都内では1匹2000円前後で販売する鮮魚店もあった。  

売り場には、秋本番の漁獲回復を願うように、初荷を祝うのぼり旗が飾られていた。  

同じく初物が競りにかけられた札幌市中央卸売市場では、

最高値が1キロ当たり23万円(!)を付け、こちらも「超高級サンマ」となった。

 

ただ、今年もサンマは低調な水揚げとなる見通しだ。

全国さんま棒受網漁業協同組合によると、

2022年の水揚げ量は1万7910トンと、4年連続で過去最低を更新。

水産庁は、今年の来遊量も昨年と同様の「低水準」と予測している。

漁場も日本から遠く離れた公海を中心に形成されるとみられている。  

豊洲市場に今季初めて入荷したサンマは、1匹100グラム以下の小型で細身が目立った。

かつて200グラム級の大型もあった豊漁時代には、

100グラム級のサンマは小売店などに並ばず、冷凍されて缶詰用などに使われていたサイズだ。

近年は不漁に加え、小型化も深刻になっている。  

今シーズンも厳しい漁模様が続きそうだが、8月下旬には大型船も出漁している。

「不漁でも大きくておいしいサンマが取れてほしい」

と、サンマ復活を待望する声は多い。

 

見て下さい!

この細さ!

これが1尾2万5千円だって!

泣けてくる・・・

でも、漁業関係者の方の苦労や願いも良く分かります。

状況が好転しますように!