美味しい魚のはなし

今日は美味しかったかな?

冷蔵庫で出番を待つ魚たち・・・今日はハタハタ

そうなんです・・・

時間がある時にゲットした鮮魚、

カミさんが珍しく目利きしてゲットしてくれた鮮魚、

この魚たちのことは毎晩、絶対に気になってはいるんです。

でも・・・

帰りが遅くなる、カミさんの実家で食事してしまった、今日は食べる家族がいない・・・等々

こんな感じで、今日も、次の日も、と、魚くんたちの出番は先延ばしされていきます。

今回、我が家でゲットしていたハタハタ君が、そういう目に合っていたんです。

 

ハタハタは、以前は、ちっとも好きじゃありませんでした。

から揚げも塩焼きもピンとこなかったんです。ハタハタの鍋は食べる習慣がないし・・・

ところが、角上魚類で「湯上げ」という調理法の試食をやっていたのを味見したんです・・・

もう、これに一気にハマりました!

シンプルで、魚の旨味が確実に分かる・・・!

自分は、蒸した方がさらに旨いと思って、そうしています!

まず、頭、ヒレは取って、出来れば卵や白子は残したまま、他の内臓はきれいに取ってしまいます。

さらに、中骨周りの血合いをできるだけきれいに取り除くんです。

この下処理は何回かやれば慣れると思います。

次に、キッチンペーパーで魚を包んでおいて、水分を出来るだけ取っておいてから、皿に並べ、皿ごと蒸すんです。

蒸しあがったところです。写真の色合いが良くないけど、どうでしょうか?

これをポン酢だけで食べるんです。

新鮮なハタハタでやってみて下さい!

身はもちろん、卵(ブリコ)、白子もすごく美味しいんですよ!!

簡単にできるので、ぜひ試してみて下さい。

新鮮で旬のものであれば、味は保証しますから!!

 

で、今回のは日にちが経ってしまってるので、蒸すのはもうダメなんですね・・・

ならばと、塩焼きにすることにしました。

内臓も全部取って、流水で念入りにキレイにしました。

この写真以外のも、全部塩焼きにしました。

脂が少しですがにじみ出てきて、それも旨味になっているようです。

今晩のおかずにいただきます!

 

PS.なかなか美味しかったです! 自分一人で食べてしまいました!

青魚の油

旬の青魚には、他の食材からは摂れない貴重な油が豊富に含まれています。

まあ、栄養分がどうとか言う前に、すごく旨い! ということなんですが。

この時期、個人的には、マサバの塩焼きがすごく気に入っています!

下の写真は、昨年12月初めの鮮マサバをさばいて、キッチンペーパーで1日包んで水分を取ってから塩焼きにしたものです。

一番脂が少ない尾の部分でさえ、これだけ油がにじみ出るんですね!

 

さて、青魚の塩焼き、特にマサバの塩焼きは最高に旨い(!)んですが、油分は前回紹介したように、ずいぶん流れ落ちてしまいます。

また、酸素のある空気中で加熱する訳ですから、ただでさえ酸化されやすい不飽和脂肪酸の油は一部劣化してしまいますね。

そこで、この青魚の油分を、劣化させないで無駄なく手軽に摂取できないか? と考えると、あるんですね!それも身近に!

例えば、マイワシの煮付けの缶詰です。

マルハニチロの、脂乗りのすごい(!)北海道マイワシを使った煮付け缶、1缶たったの100円です!

この煮つけ缶詰の製法ですが、缶に生魚と調味料を入れて、空気を抜いたあと密封します。

その後に缶全体を加熱するので、調理中、魚の脂は空気に触れず劣化しないんです!

これをそのまま食べてもいいんですが、煮汁の油分も全部摂ろうと、炊き込みご飯を作ってみました。

名付けて、玄米イワシ飯です!

まず、良く洗米した玄米2合に、刻みしょうがを沢山入れます! もっともっと入れてもいいと思います。

これに、今紹介したマイワシ缶詰1缶の中身を全部入れます。他の調味料等は一切入れません。

この油を見て下さい! さらにイワシの身にも脂たっぷりなんです。

最近、青魚の缶詰はテレビで宣伝されてしまったので、値段が上がったり、安いけど中身が最悪なものがあったりしますので注意して下さい!

マルハニチロ、ニッスイ、あけぼの、ちょうした、あたりのメーカーのが間違いないと思います。

さて、あとは炊飯するだけです。

出来上がりは、下のような感じです!

この缶詰の味付けはちょっと甘めなので、味的にはまだ工夫できると思いますが、手軽でなかなか美味しいですよ!

玄米には油溶性のビタミンEが豊富に含まれていて、この魚油との組み合わせで効率よく摂取できるのではないかとも思っています。

炊飯器が魚臭くなっちゃう(!)のが、ちょっと欠点かな? (えっ? この欠点はちょっとじゃないって?)

魚焼いた後の片付け

男料理で必ず怒られることの一つは、後片付けについてでしょう。

特に魚料理の後片付けの時、ちらかしたまま、汚いまま、臭いが残ってる、を続けてしまうと、カミさんから「もうやっちゃダメ!!」と言われてしまいます!

また、片付けの工夫とか、ちょっとだけでも出来るといいですよね。

今回、マイワシの塩焼きを作りましたが、この時期にしては脂乗りがすごくて、魚焼きグリルに魚油がたくさん落ちていました。

下の写真ですが、右手前、右奥にかなり溜まっているでしょう? 中型イワシ3匹でこの量ですよ!

さて、このグリルの掃除ですが、食後、ちょっとくつろいだ後にサッサとやっちゃった方が絶対にいいです!

この調理で使用済みになったキッチンペーパー、ティッシュを捨てずに取っておくんです。

これらの使用済みペーパーは、魚油を浸み込ませたり、油や汚れを拭き取ったりするのに使います。

また、焼き魚を乗せた食器の皿にも油が結構付いていますから、これも、使用済みペーパーで拭き取っておきます。

この皿の処理をやっておくと、食器洗いの時に、洗いのスポンジや他の食器に魚臭さが移らず、特にカミさんに喜ばれます!

新しいペーパーを使うのはもったいないし、魚油を流しに捨てたり、また、洗剤を使ったりすると、排水管詰まりや下水を不必要に汚すことになってしまいます。

ペーパーを使わずに、例えばコンポストのように、魚油を肥料作りの原料にしてしまうのが最善の手かもしれません。

実は、マンションに居た時は自作コンポストを作って、それで処理をしていました。近いうちにまたそうしたいと思っています。

で、魚油を拭き取ったペーパーは臭ったりするので、魚を包んでいたビニール袋とかに入れて口を縛ってゴミ箱に入れます。

グリルの掃除は、ここまでやっておけば、まあOKかな。

これで、次回もすぐに魚が焼けますね!

片付けをついつい後回しにしちゃうと、次に、さあ魚を焼こうとした時、「うわぁー・・・」となって、かなりやる気がそがれちゃうんですね。

マイワシの塩焼き

前回、房総マイワシのマリネを紹介しましたが、

その後また、カミさんが、房総マイワシを買ってきてくれていました。

でも、時間がない時は、何日も冷蔵庫に眠ったままで、そのうち刺身やマリネにはできなくなるんですね・・・

「冷蔵庫に今、何の魚がいつからいるか?」と、いつも自分の頭の中にはあって、気にはしているんです。

今回のマイワシは、買ってからもう5日は過ぎてしまいました!

そこで、塩焼きにしようと、一昨日、さばいてみました。

最初の鮮度が良かったんでしょう。お腹も破れていないし、充分塩焼きで行けそうです!

下の写真は、下処理をしたあとキッチンペーパーでくるんで水分を取っておいた状態で、焼く前に軽く塩を振ったところです。

真ん中と下のヤツは、体に張りがあって魚体も丸いのが分かりますね。(多分脂乗ってて旨いでしょう)

 

 

で、下の写真が魚焼きグリルで焼いて出来上がったところです!

あまり美味しそうに見えないと思いますが、内臓を除いて、水分を取ってから焼くと、こんな感じになってしまうんです。

でも、脂乗りいい時期なら、とっても旨いんですよ!

今回のも、脂乗りがとても良く旨さバッチリでした!!

 

さて、今日、角上魚類へ出かけてみると、ものすごく混んでいました!

節分だからか、良く分かりませんでしたが、とにかく、何かある時はお寿司の人気が凄いんです。

家族で祝ったり、お客さんにおもてなしで出したりするんじゃないでしょうか?

で、「節分イワシ!」と宣伝して、房総の鮮マイワシを売っていました。

節分イワシについて調べてみると、柊(ヒイラギ)にイワシの頭を差して、柊の尖った葉と、イワシの臭い匂いで鬼を追い払い、また臭いのあるイワシを食べることで、魔除けや、陰の気を消すといった意味があるんだそうです。

 

ということで、節分イワシは、「脂乗りのいい旨いイワシ」ということではなさそうですね。

実際、今日の鮮マイワシの体形は、横から見て丸みがなく、むしろ棒状のようで脂はなさそうでした・・・

マイワシの和風マリネ

最近、脂の良く乗ったマイワシをひんぱんに見かけます。

以前は、入梅イワシと言うくらいですから、6月、7月ころからチェックしていましたが、

9月ごろはもう脂ないよね、と思っていました。

しかし、ここ数年だと思うんですが、9月を過ぎて冬になっても、北海道あたりのマイワシはものすごく脂乗りがいいんです!

状況が変わって来たのか、今まで気付かなかっただけなのか・・・

 

で、ここ数日、房総(千葉)の新鮮なマイワシをスーパーで良く見かけていました。

思わず手が出るような、鮮度の良さと太り方なんです!

でも、真冬の房総のじゃあ、脂乗ってないんじゃないかな? と半信半疑だったんです。

そこで、ものは試しと、このマイワシで和風マリネを作ってみることにしました!

結果、すごく美味しかったので、紹介しようと思います!

(もっとお手軽に旨さを味わいたいなら、お腹を掃除したあと、塩焼きにして下さい!)

 

まずは、この鮮度の良さを見て下さい! 目がキレイでしょう?

パック詰めのヤツだったので、太さはマチマチなんですが。

 

次に、良く洗って、頭、ひれを落として、さらに内臓を除いて、特にお腹の中をキレイに掃除しておきます。

特に、中骨周りに残る血もキレイに洗い流します。

今日は、時間が無かったので、カマも残しませんでしたが、焼くとおいしいんです!

次に、手開きで中骨を取り除きます。お腹に脂があるのが分かりますね。

もちろん、手開きの時、手に脂がついてくるので、もう間違いなく旨い!と分かります。

次は、カマの部分をもう少しだけ落とし、腹骨をすき取って、最期に皮をひきます。

時間がある時は、取り除いたカマ、中骨、腹骨、皮、全部焼いて食べて下さい。旨いですよ!

あとは、ザックリと切り分けて、すぐにマリネ液に漬け込んでいきます。ごめんなさい!ピント合いませんでした。

和風マリネ液は、黒酢2、マイルドポン酢1、それに昆布を入れておきます。

皿に盛ってみました。どうも、写真が上手に撮れません・・・

いつもは、玉ねぎ、パプリカのスライスなんかを加えるんですが、今回は野菜なしでやってみました。

カミさんも合格を出してくれたので、良かったらぜひ作ってみて下さい!

旨さも、栄養面(特に上質の青魚の脂)でもおすすめできると思います!

12月30日に新鮮なキンメダイ!

今年の年末は家のことをやるのがかなり遅れて、魚屋さん回りが凄く遅くなってしまいました。

自分は、カミさんの実家で鮮魚担当なんです。

鮮魚を選んで、下処理しておいて、元旦にサクにするまでを任されています。

今年はもう30日だから、角上魚類に行っても、養殖のマダイか養殖のシマアジくらいしかいないだろうなぁ・・・とあきらめていました。

今日、期待せずに角上所沢店に行ってみると・・・

何と! 入荷したての神奈川産キンメダイけっこう大きいヤツが、1400円!!

大喜びして、即買いました!

義兄が握りずしを作ってくれるんですが、さて、湯引き皮つきにするか、皮は引いてしまうか、義兄の指示によって自分が処理するようですね! 自分は、皮は引いてしまう方が好きなんですが。

脂乗りのいい美味しいキンメだといいなあ。

メギスの素揚げ

から揚げにしようと準備していたら、
メギスが、水分の抜けたいい状態になっていました。
はらわたを取り、キッチンペーパーで包んで冷蔵していたんです。
卸したての魚を素揚げにしようとすると、身がバラバラになってしまうので、
さばいてすぐの魚なら、衣を付けるから揚げしかないような気がしています。
(揚げる料理の場合です)
で、今日は、ハーブソルトを軽く振って、オリーブオイルで素揚げしてみました。


これは上手くいきました!
旨かったですよ! 美味しいと喜んだカミさんに残り全部食べられてしまいました!
メギスは2枚卸しで中骨もあり、カマも残してありますが、
高温のオリーブ油のおかげで、香ばしくいい感じで食べれます。
脂が乗る時期なら、丸ごと塩焼きが旨いんですが、
今の時期なら、フライかから揚げがいいですよ。

魚は毎週捌いていましたが・・・

久しぶりの更新になってしまいました。
毎週末、欠かさず魚さばいてましたが、写真撮ってないんです・・・
汚れた手でカメラ操作や、またカメラいじったあと食材いじるのも・・・と考えちゃうんですね。
キッチンにwebカメラ常設しておくといいかも。(笑)
週末は、カミさんの実家で簡単な魚料理を続けています。
旬の魚が変わっていくし、近くに大きな鮮魚店があるので何とかなっています。
思い出せるものは記録しようと思っています。

さて、今年もカツオはどうしちゃったんでしょうか?
この時期のカツオは最高に旨いのに!(脂ないけどとにかく旨い)
だったら戻りガツオの解凍ものでガマン?

真鯵の水なます

 ずっと気になっていた、「水なます」を作ってみました。
うまいんですよ!! これがとっても!

まずは、鮮度の良いマアジを3枚におろし、サクにします。


脂の乗った北海道産マイワシも別にさばいてみました。


次に、サクを刺身くらいの大きさに切り、さらに包丁の刃でたたきます。
今日は薬味用の葉野菜がなかったので、
おろしショウガと味噌だけを加えました。
本来は、大葉、みょうが、なども加えるようです。
味噌は、マアジ2匹に大サジ3くらいです。
つまり、味付けがやや濃いなめろうですね。


マイワシの方は、味噌大サジ2にしました。
あと、用意するのは、
茶碗に軽く盛った炊きたてご飯、氷水。
何と、これだけです!


自分は、常食の玄米ご飯を使いました。
さて、このなめろうをご飯にかけて、
その上から、冷た~い氷水をかけるんです!
ご飯があったかいので、氷もいくつか入れましょう。
仕上がりがぬるいのは、ダメなんです。


さらに、キュウリの輪切りを加えたりした方がいいみたいです。
今回は、とにかくあり合せのもので作ってみました。

カミさんにも、同じように盛り付けました。
二人とも口にするまで、半信半疑。

サラサラとかき込むように食べました。
そして二人とも大満足! 
「うまいねぇ、これ!!」

実は、自分の生まれは長崎の小島。本籍は広島鞆の浦の近くでした。
魚が大好きな訳は、いつも食べていたからなんです。
鯛茶漬けとかにも馴染んでいたんですが、
魚に冷たい水をかける、というのは食べたことはもちろんないし、
どうしても、イメージが湧きませんでした。

今日、食べてみて良く分かりました!!
死ぬほどうまい、とか、危険な味、等と言われているのが。
「水なます」は、昔からの千葉の漁師めしなんですね。