音楽日記
夏が行ってしまう前に、紹介したい曲
ここ数日、早朝から涼しかったり、雨が降っていたりです。
日の出が遅くなっているのも、はっきりと分かります。
あれほど暑かった今年の夏も、ゆっくりと去っていこうとしています・・・
今朝林にさしかかると、ヒグラシの静かだけど大勢の合唱が聞こえてきました。ヒグラシって夕方だけじゃないんですよね。
そして雨がポツポツと降ったり止んだり。
その中を傘を差したり閉じたりしながら速足で職場に向かいました。
この空気なら確実に快適なんだけど、やっぱりさみしい・・・
自分は、スピードウォーキングの時、人通りがまばらな時間ならYoutube その他を使って音楽を小さい音で聞いています。
イヤフォンは使わず、腰ポケットのスマホから聞こえてくる小さな音を聞きます。
馴染んでいる曲なら、途切れ途切れに聞こえるだけでも音楽を追っていけるんです。
今年の夏が行ってしまう前に、若々しく、とびっきり情熱的なワンシーンを紹介したいと思います。
マーラーの交響曲第1番「巨人」の、第4楽章開始からちょっと過ぎた部分です。
39 ′ 27 ″ からのところです!
長い長い呼吸の盛り上がり!
そして 41 ′ 22 ″ ~ 42 ′ 21 ″ のクライマックス!
さらに、そこから43 ′ 06 ″ まで長い時間をかけてゆっくりとゆっくりと波が引いていく部分!
馴染んだら、目を閉じて音だけに集中して聴いて欲しいんです。
若々しく素晴らしく、いつ聴いてもとても熱い音楽だと感じます!!
・・・ この部分のあとは、劇的な音楽が展開されていきます!
最後に、フィナーレの凄い熱狂をどうぞ!!
53 ′ 00 ″ から聴いて下さい!
ヒンデミットの音楽はとっつきにくいけど・・・
ヒンデミットの「画家マチス」をFM放送で久しぶりに聴いて、ヒンデミットの他の曲も聴いてみようと思い立ちました。
自分のCDを探してみたら、弦楽と金管のための演奏会用音楽、ウェーバーの主題による交響的変容、室内音楽第2番、等が見つかりました。
ヒンデミットについて、「ロマン派の次の時代の音楽を造ったが、無調には向かわなかった」とありますが、今までの自分には、まだすんなりと馴染めていなかったんです。
でも、今回改めて聴いてみて、特に、弦楽と金管のための演奏会用音楽、室内音楽第2番には興味が湧き、ピアノ協奏曲の形態である室内音楽第2番は、ちょっと面白さを感じました。
あ、まだ「これ聴いてみて」とか言える段階ではないんですが。
自分は、中学生のころ、馴染みやすい音楽とか馴染みやすいメロディーとかが元々あって、そうでないものは馴染みにくいんだと思っていました。
まあ、このことは少しは当たっているんでしょうか?
でも、そのあと自分なりにですが、大きな発見をしたんです!
それは、全く無意識の間それもかなり長い間に繰り返し聞いた音楽が、自然に自分の中に浸み込んでいるという事実でした!
最初に馴染みにくいと感じた音楽に、無意識のうちに馴染めていたということです!
これは自分にとって凄いことで、驚きでもあったし、とっても嬉しいことでもありました。
あまり意識せずに色んな曲を聴いていけば、多くの未知の曲が自分の中に浸み込んできて、また好きになれるというはっきりとした実感が湧いてきたんです!
でもこれって、特別なことのようですが、実は全く普遍的なことではないでしょうか?
たとえば、ある初対面の人のことを理解しようとしたとします。
意識して短い時間の中でその人のことを知ろうと努力しても、その人と普段同じ時間を普通に過ごしてきた人の方が、はるかにその人のことを深く理解していると思います。
無意識の長い時間を一緒に過ごしてきた家族とか同じ職場の人については、ごく自然に深く理解しているのではないかと思うんです。
特にクラシック音楽(この言い方は好きではないのですが)を難しいとか、とっつきにくいとか思っている人がいたら、一度、無意識に長い時間付き合ってみることを強くお薦めしたいと思います!
そこには、簡単には言い表せない、とても多くの世界が広がっています!
たかが音楽のくせに、決して小綺麗なんかじゃない、激しい情熱も、狂気さえも、この世界の中には表現されていると、はっきりと感じることができるんです!
そうです!
「たかが音楽」なんかじゃないんです!!
スペイン アルベニスの組曲イベリア
この頃、かーっと暑くなる陽射しが、時々ですが顔を出すようになってきました。
こんな時、自分は、アルベニスのイベリア組曲を良く聴きたくなります。
ああ、この「イベリア」を聴く季節が来たなぁ、と思うんです。
この曲に対する自分のイメージは、もう焼けるような陽射しの夏の田舎の港町なんです。
暑くて外に出る人もいない頃の、海が目の前にある港町。
海面は陽の光を反射してキラキラと輝いている。
焼けるような陽射しの中、ひっそりと佇む質素な家たちとその間の路地。
そんな中で、イベリアの第1曲エヴォカシオンが瞑想的に静かに聞こえてきます・・・
自分が生まれた長崎の小島と景色がだぶるんです。
(続く)
NHK大河ドラマ「国盗り物語」の主題曲!
車で出かける時に、色々なCDを持って行くんですが、
今日は、「NHK大河ドラマ主題曲集」を数枚の中に入れて出かけました。
このCDは、自分が高校時代に夢中になって観た「国盗り物語」のテーマ音楽が入っているんです!
ドラマの中身の素晴らしさはもちろん(!)なんですが、このテーマ音楽に自分はぞっこんだったんです!!
ドラマは、戦国時代に天下の制覇を夢見た斎藤道三が主人公で、野望半ばで倒れた道三の意思を継ぐ織田信長、明智光秀も活躍します。
今日、出かけた道中、車の中でこのテーマ音楽を久しぶりに聴いたんですが・・・
参りました・・・!!
今聴いても、とってもいいんです! カッコいいんです!
ぜひとも、皆さんにも聴いて欲しいです!
そうなんです! 特に、1′ 18″ からのこの部分!!
熱い希望に満ち溢れた若者の心を、これ以上ない男らしい力強さと優しさで、そしてロマン溢れる響きで表現している、とでも言えばいいんでしょうか!
音楽が熱いんです!!
何度聴いても、胸がいっぱいになります!
この幸せな春の日にふさわしい音楽!
今日も晴れています!
柴犬コータも自分の帰宅をすごく喜んでくれて、朝の散歩もいつものように再開しました!
昨日の素晴らしい陽気の中で、本当にごく自然に脳裏に響いてきた音楽を紹介します!
イギリス、R.ヴォーン ウィリアムスのWasp(すずめばち)序曲です。
この曲の中の、2つめのテーマです!
https://www.youtube.com/watch?v=5FzSt1oulfA
すずめばちの羽音の描写のあと、勇壮な行進曲風の部分に続き、まずは1’30’” 付近から聴いてみて下さい。
そして、・・・ もう、体全体が包み込まれるような音楽・・・ 3’09” あたりからです!!
胸がいっぱいになります!
この、春の最高に幸せな日にピッタリだと感じませんか?
そして、悲しい気持ち、辛い気持ちから、一瞬でも解放されていくのをしっかりと実感できるんです!
音楽の底知れぬ力! 自分は音楽の持っている、まさに生命力だと思っています。
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