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大気圧で缶を潰す実験を手軽に
大気圧の大きさは、常圧で1013ヘクトパスカルと教わったと思います。
この大きさをおおよその値で分かりやすく言い替えると、
「1cm2あたり1kg重の力」
又は、
「1辺10cmの正方形の面に100kgの重さ」
となります。
これでだいたい実感できるのではないでしょうか?
幅1m長さ2mのドアに20トンの力ですから、驚くほどの大きさです!
この大気圧の力を実感できる実験を手軽に出来ないでしょうか?
栓のついたアルミ缶を使うと簡単です!
この空き缶に水を入れて、しばらく沸騰させます。(フタは取って!)
缶の座りが悪いので、キッチンのコンロにまず網を置いてその上で加熱するといいでしょう。
軍手を両手にはめておきましょう。
火を止めたら、缶にしっかりとフタをして下さい。
火傷に充分気を付けて!
あとは、缶が冷えると変化が観察できますが、水をかけても、あおいで風を吹き付けてもいいでしょう。
自然に冷えるのを待ってもいいです。
これ以上缶が潰れないのは、缶が潰れる時に出来るしわが穴になってしまうからなんです。
この穴から外気が入り込んできてしまって、減圧状態が保てないんです。
穴さえ開かなければ、缶はもっとペチャンコになるはずなんですね!
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